薬とサプリメントは併用していいの?主治医と薬剤師に教わったこと
ライター:なないお
生まれつき発達障害という困難を抱えた我が子。
子どもが生きやすくなるならよいと聞いたものをなんでも試してみたい!そういう思いを親が抱くのはとても自然なことだと思います。
そのひとつであるサプリメントの摂取について私が主治医や薬剤師に説明をうけてなるほど!と思った摂取にまつわる注意点についてのお話です。
サプリメントの使用、子どもにとって良いのだろうか?
ネットで検索をしてみると、「サプリメントで発達障害が軽減する」なんていう話がたくさん出てきます。
SNSで「○○は効果があった」などの話もよく耳にします。
サプリで子どもたちの困難を減らすことが出来るなら試してみない手はない!
ですが色々と調べていくうちに、これは本当に大丈夫なの?と疑問に思うこともちらほらありました。
うちの子どもたちはADHDや自閉症スペクトラムを持ち、通院、服薬、療育などを受けています。
「サプリメントが発達障害に効くなら、うちの子も、薬を減らせるかもしれない…」そんな希望が芽生えます。
そこで、主治医に一度相談をしてみることにしました。本当に効果があるものであれば、現在の服薬にもなんらの影響が出るのではと考えたのです。
SNSで「○○は効果があった」などの話もよく耳にします。
サプリで子どもたちの困難を減らすことが出来るなら試してみない手はない!
ですが色々と調べていくうちに、これは本当に大丈夫なの?と疑問に思うこともちらほらありました。
うちの子どもたちはADHDや自閉症スペクトラムを持ち、通院、服薬、療育などを受けています。
「サプリメントが発達障害に効くなら、うちの子も、薬を減らせるかもしれない…」そんな希望が芽生えます。
そこで、主治医に一度相談をしてみることにしました。本当に効果があるものであれば、現在の服薬にもなんらの影響が出るのではと考えたのです。
主治医と薬剤師に相談してみると…
ADHDを持つ娘は薬を服用していますが、子どもに薬を飲ませる、特に精神薬を飲ませるということは、保護者にとってとてもハードルが高いことです。私も子どもの服薬に至るまでは、悩みに悩みぬいての決断でした。
主治医はその私の迷いに無理に勧めることもなく、不安が解消されるまで長い間丁寧に付き合って下さった、信頼の置ける方です。
そんな先生に、娘に対して私がサプリメント(ビタミンB群と亜鉛)を試してみたいと相談してみました。
先生は、サプリメントの効果に関しては明言されませんでしたが、試してみること自体には否定はされませんでした。
ただし、試す場合には薬との飲み合わせが大丈夫か確認し、子どもの体に合った量をきちんと計算した上で飲むほうがよいとアドバイスをくださいました。
「なるほど確かに!」
サプリメントが発達障害に効くのかどうかばかり気にしていた私は、サプリメント自体の安全性に注意を向けられていなかったのです。
そこで、薬剤師の先生からも説明を受ける機会を作っていただきました。いつも薬は院内処方で出してもらっているので、薬剤師の先生にも気軽に相談することができました。
主治医はその私の迷いに無理に勧めることもなく、不安が解消されるまで長い間丁寧に付き合って下さった、信頼の置ける方です。
そんな先生に、娘に対して私がサプリメント(ビタミンB群と亜鉛)を試してみたいと相談してみました。
先生は、サプリメントの効果に関しては明言されませんでしたが、試してみること自体には否定はされませんでした。
ただし、試す場合には薬との飲み合わせが大丈夫か確認し、子どもの体に合った量をきちんと計算した上で飲むほうがよいとアドバイスをくださいました。
「なるほど確かに!」
サプリメントが発達障害に効くのかどうかばかり気にしていた私は、サプリメント自体の安全性に注意を向けられていなかったのです。
そこで、薬剤師の先生からも説明を受ける機会を作っていただきました。いつも薬は院内処方で出してもらっているので、薬剤師の先生にも気軽に相談することができました。
薬剤師の方からは、現在飲んでいる薬との飲み合わせには特に問題はないが、摂取量を注意する必要があると教えていただきました。
亜鉛については、不足するものを補うのはよいが過剰摂取は危険であること、血液検査でどれくらいの不足があるのか、必要量を調べてからのほうがよいとのこと。
確かに調べてみると、亜鉛はとりすぎれば亜鉛中毒を起こし、鉄分などの吸収を阻害してしまうそうです。サプリメントといえども、市販されている大人の量を飲めば、子どもならすぐに過剰摂取になってしまいます。
娘は服薬のため、定期的に血液検査を受けています。検査結果をみたところ特に栄養の偏りはなく、亜鉛も食べ物からバランスよくとれているとのこと。どうやらサプリメントは必要なかったようです。
ADHDの場合は亜鉛が不足しやすいとネットで見たことがありましたが、服薬については実際に調べてみないと危険だなと思いました。
また、ビタミンB群については、水溶性のため過剰に摂取しても尿として体外に排出されるために試してみても大きな問題はないだろうというお話でした。
ただし子どもの体重に応じた量を心がけること、市販の大人の量のサプリメントをそのままの量で与えることは避けたほうがよい、必要であれば量を計算してくれると言っていただきました。
亜鉛については、不足するものを補うのはよいが過剰摂取は危険であること、血液検査でどれくらいの不足があるのか、必要量を調べてからのほうがよいとのこと。
確かに調べてみると、亜鉛はとりすぎれば亜鉛中毒を起こし、鉄分などの吸収を阻害してしまうそうです。サプリメントといえども、市販されている大人の量を飲めば、子どもならすぐに過剰摂取になってしまいます。
娘は服薬のため、定期的に血液検査を受けています。検査結果をみたところ特に栄養の偏りはなく、亜鉛も食べ物からバランスよくとれているとのこと。どうやらサプリメントは必要なかったようです。
ADHDの場合は亜鉛が不足しやすいとネットで見たことがありましたが、服薬については実際に調べてみないと危険だなと思いました。
また、ビタミンB群については、水溶性のため過剰に摂取しても尿として体外に排出されるために試してみても大きな問題はないだろうというお話でした。
ただし子どもの体重に応じた量を心がけること、市販の大人の量のサプリメントをそのままの量で与えることは避けたほうがよい、必要であれば量を計算してくれると言っていただきました。
情報を鵜呑みにせず、多方面から確認してみよう
サプリメントは市販されていますし手軽に試せるものです。
しかし大半は大人向けに売られているもの。子どもに試すのはそれなりに調べてからのほうがよいのではと思います。
マグネシウムなども効果があると聞きますが、取りすぎればおなかを下します。
そりゃそうですよね。酸化マグネシウムとして下剤にも使われているのですから。
確かにサプリメントの服用で効果が出たとおっしゃる方々も多いです。
しかし効果のあるものであれば、服用を間違えばそれなりの副作用があるかもと考えるのが自然だと思います。
薬の効果も副作用も、結局はその人にとってどう作用が現れたかの違いです。
栄養素であれば、一番よいのはバランスの取れた食事で補うこと。
その栄養素、お子さんにとって本当に不足しているものですか?過剰にとっても安全なものですか?
主治医にご相談されるか、ご自身で調べてみてから試されてみてはいかがでしょうか。
しかし大半は大人向けに売られているもの。子どもに試すのはそれなりに調べてからのほうがよいのではと思います。
マグネシウムなども効果があると聞きますが、取りすぎればおなかを下します。
そりゃそうですよね。酸化マグネシウムとして下剤にも使われているのですから。
確かにサプリメントの服用で効果が出たとおっしゃる方々も多いです。
しかし効果のあるものであれば、服用を間違えばそれなりの副作用があるかもと考えるのが自然だと思います。
薬の効果も副作用も、結局はその人にとってどう作用が現れたかの違いです。
栄養素であれば、一番よいのはバランスの取れた食事で補うこと。
その栄養素、お子さんにとって本当に不足しているものですか?過剰にとっても安全なものですか?
主治医にご相談されるか、ご自身で調べてみてから試されてみてはいかがでしょうか。