有名歌手が少年に1万ドルを寄付!?そのエピソードから学べること
2016/02/24 更新

先日グラミー賞を受賞したことで話題になった、アメリカの歌手テイラー・スウィフト。彼女がある動画を見て1万ドルの寄付をしたことが話題に。その動画とは…?

れーいちまま
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テイラー・スウィフトって?
みなさんは、アメリカの歌手テイラー・スウィフトをご存知ですか?
日本でも若者を中心に人気を集める彼女が、自閉症の男の子に1万ドル(約110万円)を寄付したことが話題です。
テイラー・スウィフトはこれまでもガンと闘う少女にサプライズをして励ましたり、白血病を持つファンの支援に寄付をしたりと、社会的な活動に積極的に取り組むことで有名でした。
しかし、今回の寄付から私たち大人は1つ学ぶことがあるのです。
それは寄付のキッカケになった少女たちの行動にあります。
日本でも若者を中心に人気を集める彼女が、自閉症の男の子に1万ドル(約110万円)を寄付したことが話題です。
テイラー・スウィフトはこれまでもガンと闘う少女にサプライズをして励ましたり、白血病を持つファンの支援に寄付をしたりと、社会的な活動に積極的に取り組むことで有名でした。
しかし、今回の寄付から私たち大人は1つ学ぶことがあるのです。
それは寄付のキッカケになった少女たちの行動にあります。
弟にセラピードッグを!
寄付は、クラウドファンディングのサイト「GoFundMe」を通して呼びかけられていました。
クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、
インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みを指します。
寄付の対象は、ジェイコブ・ヒルくん5歳。
お母さんは自閉症のジェイコブくんを色々な危険から守ったり、社会性の向上の目的からも、セラピードッグを飼いたいと考えていたそうです。
しかし、特別な訓練を受けた犬を飼うにはお金がかかります。
少しでも協力してもらえたらとクラウドファンディングで寄付を呼びかけますが、毎日多くのプロジェクトが掲載されるため、もっともっと呼びかけの工夫が必要でした。
そこで、ジェイコブくんのお姉さんと従妹が、ある行動にでるのです。
お母さんは自閉症のジェイコブくんを色々な危険から守ったり、社会性の向上の目的からも、セラピードッグを飼いたいと考えていたそうです。
しかし、特別な訓練を受けた犬を飼うにはお金がかかります。
少しでも協力してもらえたらとクラウドファンディングで寄付を呼びかけますが、毎日多くのプロジェクトが掲載されるため、もっともっと呼びかけの工夫が必要でした。
そこで、ジェイコブくんのお姉さんと従妹が、ある行動にでるのです。
寄付を呼び掛ける動画
テイラー・スウィフトのヒット曲「Blank Space(ブランクスペース)」に、寄付を募る替え歌をのせて呼びかけました。
自ら寄付を呼び掛ける動画を作成し、全世界の誰でも見れるYouTubeにアップロードしたのです。
この動画がテイラー本人の目にとまり、こんなコメントと共に1万ドルの寄付を受けることになりました。
自ら寄付を呼び掛ける動画を作成し、全世界の誰でも見れるYouTubeにアップロードしたのです。
この動画がテイラー本人の目にとまり、こんなコメントと共に1万ドルの寄付を受けることになりました。
「ジェイコブ、私たちはみんなあなたが新しい犬を気に入ってくれるよう願っているわ! どうかあなたのイトコに、あの替え歌は最高だったって伝えてね! テイラーとアンドレア・スウィフトより、愛をこめて」
出典:http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/27072.html寄付集めをした少女たちから学べること
このニュースは「大スターの寄付」という側面ばかり目立ち、夢のような話に思えるかもしれません。
ですが、自ら行動した少女たちの勇気こそ、一番重要なことだと思うのです。
呼びかけても全然見てもらえないと嘆くのではなく、「もっといい方法はないか」と自ら動いた少女たち。
現在の社会は、バリアフリーにしても、学校の制度にしても、障害のある子どもたちや、その家族にとって住みやすい社会とは言い切れないかもしれません。
周囲に助けを求めても、望ましい理解を得られずに、頼ることが怖くなってしまうこともあるでしょう。
しかし、ジェイコブくんのお姉さんや従妹がそうしたように、勇気を出して「サポートが必要です」と自ら発信することは、とても重要だと気づきました。
誰かがそっと手を差し伸べてくれることもあるのです。
自分達だけで抱えこまずに、色々な頼れる手段をつかって「サポートが必要です」と投げかけてみる。私も身の回りのことから、はじめてみようと思います。
ですが、自ら行動した少女たちの勇気こそ、一番重要なことだと思うのです。
呼びかけても全然見てもらえないと嘆くのではなく、「もっといい方法はないか」と自ら動いた少女たち。
現在の社会は、バリアフリーにしても、学校の制度にしても、障害のある子どもたちや、その家族にとって住みやすい社会とは言い切れないかもしれません。
周囲に助けを求めても、望ましい理解を得られずに、頼ることが怖くなってしまうこともあるでしょう。
しかし、ジェイコブくんのお姉さんや従妹がそうしたように、勇気を出して「サポートが必要です」と自ら発信することは、とても重要だと気づきました。
誰かがそっと手を差し伸べてくれることもあるのです。
自分達だけで抱えこまずに、色々な頼れる手段をつかって「サポートが必要です」と投げかけてみる。私も身の回りのことから、はじめてみようと思います。
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