私は子どものころ好き嫌いはありましたが、出された物は全部食べる子どもでした。

しかしどうしても食べられないものが2つありました。それは「キウイ」と「パイナップル」です。

食べると口の中がチクチク痛く荒れてしまうので食べるのが苦痛でした。

「キウイ食べると口の中が痛い！」

親にそう言っても相手にされず、大人になるまで原因がわかりませんでした。


大人になったある日外食中そのことを友人に話すと「それは口腔アレルギーだよ！食べちゃダメ！」と言われたのです。

食べ物のアレルギーは蕁麻疹や嘔吐、過呼吸などのイメージがあったので、ただ口の中が痛い自分に食べ物のアレルギーがあるなんて驚きました！

もともと喘息や鼻炎があり、アレルギー体質だったので調べてみると、「キウイ」のアレルギーがあることがわかりました。

次男は乳児期ミルクをまったく飲まない子でした。

「長男も母乳育児だったのでミルクは好きではなかったけど、こんなに嫌がらなかったのに…なんでだろう？」と疑問でした。

次男もアレルギー体質で湿疹がひどかったため、調べたら乳製品のアレルギーがあることがわかったのです。

次男がミルクを飲まなかったのは体が受けつけなかったからかもしれません。

口腔アレルギーもそうですが、食べたくないものには「好き嫌い」の好みだけではなく、他の原因が関係する場合もあるのだと気づきました。

しかし口の中の症状や、微妙な体調の変化は親でも気づきにくいですよね。自分の気持ちを上手に伝えられない子どもは特に…。

偏食の中にはこんな理由が隠れているものも含まれているかもしれませんね。