いつも同じ子と1対1で遊ぶのは、なぜ?娘から返ってきた答えは

ライター:GreenDays
いつも同じ子と1対1で遊ぶのは、なぜ?娘から返ってきた答えはのタイトル画像

春から3年生になった娘。年齢があがるにつれ、特性はどんどんと濃く、目立ってきているように思います。特に対人関係においては、これまでのように「まだ小さいから」では済まされないことが増えおり、親子で頭を悩ませているところです。

友だちとのトラブルが尽きない娘

いつも同じ子と1対1で遊ぶのは、なぜ?娘から返ってきた答えはの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015183883
アスペルガー的要素が強い娘。

感情の起伏がかなり激しく、
美しいものを見た瞬間に涙を流して喜ぶかと思えば

些細なことで怒りが沸点に達し、
怒鳴り散らすことが多々あります。

「本人が一番苦しんでいる」ということは、
親である私には手に取るようにわかります。

また、
優しい心や穏やかな世界を持ち合わせていることも
私にはわかっているののです。

しかし、他の人から見ればどうでしょう。

「融通が利かない」

「すぐに怒る」

「ルールを厳しく押し付ける」

「ルール違反をすれば厳しく責められる」

などなど

一緒にいたいとは思えないような
欠点が目に付き敬遠されてしまうのが現実。

産まれたときから
ずっとそばで見守ってる姉(娘)は

「あの子がいると必ずトラブルが起きる。」
「あの子がいなければ穏やかに遊べる。」

といいます。


胸にグッと刺さりますが、
まったくもってその通り・・・。


でも、どうすればいいのでしょうか?

1対1でばかり遊ぶ娘。その理由を聞いてみた

いつも同じ子と1対1で遊ぶのは、なぜ?娘から返ってきた答えはの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030032657
娘がお友達と遊んでいる様子を思い浮かべると
上手に遊べているときは

必ず
誰かと「1対1」の時でした。

そこに誰かが入ってくると、
些細なことであっという間にトラブルになります。

学校のお友達を家に呼ぶのも、いつも一人だけ。

「私も行きたい!」と

別のお友達にお願いされても
なかなか受け入れようとはしません。

「1対1では楽しく遊べるのに、
どうして人数が増えると
上手くいかないのかな?」

娘とゆっくり話し合ってみました。
いつも同じ子と1対1で遊ぶのは、なぜ?娘から返ってきた答えはの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28208000386
「二人で遊んでいるときは、
一緒に遊び方を決められるから
とても楽しい。」

「人数が増えると、
急に遊びが変わったり、
決まりが変わったりする。」

「私の知らないところでお話が進んでいく。
そういう時は、すごく孤独を感じる。

人数が増えれば増えるほど、孤独を感じる。

思ってもみなかった回答でした。

トラブルを減らすポイントは「心の準備」

いつも同じ子と1対1で遊ぶのは、なぜ?娘から返ってきた答えはの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044001326
娘の事情はわかりましたが、
友だちとのトラブルを放っておくわけにはいかず、
児童精神科の先生に相談してみました。

すると

・自閉症スペクトラムの子どもにとって
これはとても大きな課題

・容易に解決できる問題ではなく
成人するまでに試行錯誤が必要

・人数が増えると突発的な出来事の連続で
見通しが立たない

・ルールに厳格な人間にとって
コロコロとルールが変わっていく環境は過酷である

ということがわかりました。
いつも同じ子と1対1で遊ぶのは、なぜ?娘から返ってきた答えはの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174008809
そして、私が娘のためにしてあげられることは

起こりうることを伝えて
心の準備をさせておくこと


なのだそうです。

トラブルが起きてからではなく、

「誰かが入れてって言ってくるかもね。」

「相手のルールに従ってみるのもいいね。」

「みんな自分の都合のいいように
ルールを変えちゃうから
すこし大変だけどおもしろいね。」

など、事前に告げてから遊び始めると

突発的な出来事が起こっても
瞬間的に怒りに火がつくことが抑えられるかもしれません。

まずはそこから、
娘と二人で実行していこうと思います。
次ページ「子どもの発達段階に合わせて支えていく」

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す




放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。