この子はこれでいい!凸凹長男の愉快な行動の数々から想うこと
ライター:楽々かあさん
「凸凹育児」は確かに毎日大変だけど、私、今では「凸凹さん」ってこんなに素晴らしい!「凸凹育児」って結構楽しい!と思えるようになりました。数えきれない長男の愉快な行動の中から、そんな風に想わせてくれた小さな出来事をほんの少しご紹介します。
息子の愉快エピソードの数々
大変なことも多いけど、「凸凹育児」って結構楽しい!と思えるようになりました。
数えきれない長男の愉快な行動の中から、そんな風に想わせてくれた小さな出来事をほんの少しご紹介します。
数えきれない長男の愉快な行動の中から、そんな風に想わせてくれた小さな出来事をほんの少しご紹介します。
「かあちゃん!龍がいるんだって!!」
去年の連休に行ったキャンプ場でのこと。
長男が目をキラキラさせて、興奮気味に駆け込んできました。
「このキャンプ場、龍が出るんだって!!奥の森に張り紙がしてあったんだよ!スグ見に行こう!!」
うーん、そんなアトラクションあったっけ? と思いながら、長男にグイグイと手を引かれて行ってみれば・・・
長男が目をキラキラさせて、興奮気味に駆け込んできました。
「このキャンプ場、龍が出るんだって!!奥の森に張り紙がしてあったんだよ!スグ見に行こう!!」
うーん、そんなアトラクションあったっけ? と思いながら、長男にグイグイと手を引かれて行ってみれば・・・
そこには、龍ではなく、「熊に注意!!」の掲示が・・・。
・・・漢字、惜しかった(笑)。
・・・漢字、惜しかった(笑)。
○○君を確保しなきゃ!と庭に大きな穴が!
ある春の日。大変!庭が掘り起こされています!!モグラ!?
見れば、一心不乱に額に汗して、せっせとスコップで夢中で穴掘りする長男の姿。
「ちょ・・・!一体何をやってンの!?」
「あのね、(人気お笑い芸人の)「◯◯君」が、この近くの街に来るんだって!! だからね、落とし穴を掘って捕獲するの!
◯◯君は大人だから、深い穴にしないとね! うっしっし」
イタズラな笑みを浮かべ、楽しそうなことこの上なし。こうなると誰にも止められません。
見れば、一心不乱に額に汗して、せっせとスコップで夢中で穴掘りする長男の姿。
「ちょ・・・!一体何をやってンの!?」
「あのね、(人気お笑い芸人の)「◯◯君」が、この近くの街に来るんだって!! だからね、落とし穴を掘って捕獲するの!
◯◯君は大人だから、深い穴にしないとね! うっしっし」
イタズラな笑みを浮かべ、楽しそうなことこの上なし。こうなると誰にも止められません。
その後、こつこつと一週間、穴を掘り続けていた長男。
この集中力と根気強さ、エネルギー。
勉強にも使ってもらえると嬉しいんだけどね・・・
(後日談:「◯◯君」は捕獲できず、穴は宝探しに活用しています)
この集中力と根気強さ、エネルギー。
勉強にも使ってもらえると嬉しいんだけどね・・・
(後日談:「◯◯君」は捕獲できず、穴は宝探しに活用しています)
仲良し兄弟は通学路で・・・
次男が一年生の、冬のある日。
兄弟で帰りが遅いので、通学路の途中まで様子を見にいくと・・・
ランドセル2つをサンドイッチして、通学帽を2つ被り、昔懐かしいチンドン屋さん風の出で立ちで、長男が汗だくになりながら、弟と肩を組んで歩いてくるではありませんか!
兄弟で帰りが遅いので、通学路の途中まで様子を見にいくと・・・
ランドセル2つをサンドイッチして、通学帽を2つ被り、昔懐かしいチンドン屋さん風の出で立ちで、長男が汗だくになりながら、弟と肩を組んで歩いてくるではありませんか!
聞けば遠い通学路、「重くて動けなくなっちゃったよ〜(泣)」という弟の荷物を全部、「しょ〜がね〜な〜」と、兄がずっと持って歩いてくれたのだそう。
「暑い〜!」と真冬に汗まみれの長男。
いろいろとトラブルを起こすこともあるけれど、弟にとって兄は「勇者」なんです。
「暑い〜!」と真冬に汗まみれの長男。
いろいろとトラブルを起こすこともあるけれど、弟にとって兄は「勇者」なんです。
この子はこれでいい!
長男を見ていると、時々想うんです。「一体この子のどこに問題があるんだろう・・・?」って。
この子らしくのびのびと育って、好奇心の赴くままに、自由にエネルギッシュに動き、純粋で思ったことを素直に口にし、時々調子に乗ってやりすぎるけど、自分がいいと思ったことには突き進む。
空気は読めないけれど、優しい心もまっすぐ育っている。
以前お世話になった先生は、長男のことを「健全な正統派の男子」と言って下さいました。
私は「発達障害」の「障害」という言葉は、本人の中にだけあるのではなく、本人と環境との「間」にあるのだと思っています。
長男はただの「健全で健康な『凸凹さん』」だと思うんです。
ただそれが「学校」という少々窮屈な箱には入りきらず、時々ちょっぴりはみ出ちゃうだけじゃないかなって。
この子らしくのびのびと育って、好奇心の赴くままに、自由にエネルギッシュに動き、純粋で思ったことを素直に口にし、時々調子に乗ってやりすぎるけど、自分がいいと思ったことには突き進む。
空気は読めないけれど、優しい心もまっすぐ育っている。
以前お世話になった先生は、長男のことを「健全な正統派の男子」と言って下さいました。
私は「発達障害」の「障害」という言葉は、本人の中にだけあるのではなく、本人と環境との「間」にあるのだと思っています。
長男はただの「健全で健康な『凸凹さん』」だと思うんです。
ただそれが「学校」という少々窮屈な箱には入りきらず、時々ちょっぴりはみ出ちゃうだけじゃないかなって。
そんな彼は、今はこの、小さな世界で守られながら生きて、周りとのつき合い方を学んでいく時だから、ちょっと窮屈で退屈な思いをしているかもしれません。でも…
「それでいいんだよ。
凸も、凹も、どっちも大事にして、思った通りに育ってごらん。
いつか『箱』から飛び出たら、キミの世界を自分で作って、切り拓いていけるから」
…って伝えてあげたいと思っています。
「それでいいんだよ。
凸も、凹も、どっちも大事にして、思った通りに育ってごらん。
いつか『箱』から飛び出たら、キミの世界を自分で作って、切り拓いていけるから」
…って伝えてあげたいと思っています。
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