不登校をはじめて、ようやく体調が安定した娘。でも、それは一時的なもので…

ライター:ヨーコ
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小3から引きこもりはじめ、もうすぐ中2の娘。赤ちゃんの頃からぜんそく様気管支炎を繰り返していました。小学校に上がって行きしぶりだしてからは「お腹痛い」「頭痛い」と不調のオンパレード。だけど、学校へ行くのをやめてからめったに病気にかからなくなりました。でもそれは、一時的なものでした。その後も続く体調不良。背景に見えてきたのは…?

小1までは病気の嵐

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娘は低体重出生児だったせいか、1歳までは他の子より体も小さく、風邪をひくとそのままぜんそく様気管支炎に移行。しょっちゅう高熱を出していました。

そして3歳で保育所に通い出してからは感染症によくかかっていました。
なぜかよく休日前に発病したので、そのたびに休日急病診療所に走ったものです。

旅行中にウィルス性胃腸炎にかかるなど、環境の変化にも弱いところもありました。

それでも小学校入学までは、保育所を長期欠席することもなく、元気に過ごせる日もありました。

小学校に入学してからは、学校にうまく適応できず「行きたくない」と言い出しました。

その頃からでした。娘はますます病気がちになっていったのです。

風邪から気管支炎はもちろんのこと、溶連菌感染症に年に3回も感染した時はビックリ。

また、「頭が痛い」「お腹が痛い」「しんどい」としょっちゅう訴えるようになり、そのたびに小児科に連れていっては「風邪です」と言われてきました。

学校へ行かなくなってから体調回復

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学校を休みはじめて、娘は変わりました。

お腹痛い、頭痛い、という言葉はほとんど聞かなくなり、それまでの体調不良が嘘のようです。

私が学校に行かないことを心から認めたことが大きかったのでしょう。

家でも笑顔が増え、パソコンを使いこなし、声を立てて笑うようになりました。

外へは出なくなってしまったけれど、体調は一番よかった時期だと思います。

再び体調が悪化

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小4の終わりに身体の変化が訪れました。

生理が始まったのです。敏感な娘は生理の痛みやPMSが強く、念のため婦人科を受診したほど。

「しんどい」「頭がフラフラする」「お腹が脳みそに響くように痛い」…娘の生理痛は少しずつひどくなっていきました。

小6になると、学校からは卒業に関することをいわれるようになりました。

このたびに寝込むほどになったのです。

この頃、「自分は小学生をやりきっていないから留年したい」「進学するのが不安」と言っていた娘。

この言葉を聞いてわたしは確信しました。「体の不調は心からのSOSだったんだ」と。

自分の中でぐるぐると考え込んでしまう娘。

親子二人暮らしで吐き出す相手もいなかったんですね。

自分の気持ちをさらすことを強く嫌っていたので、よけい苦しかったのだと思います。
次ページ「娘が少しでも楽になるように」

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