ご存知でしたか?「障害者職業センター」で受けられる職業訓練とは

ライター:ヨーコ
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私は障害者枠での就労に向けて、障害者職業センターに通いました。そこに通う人たちは20~40代の発達障害のある人が多く、カリキュラムも「発達障害者就労支援カリキュラム」が準備されています。そこでの体験をお話したいと思います。

わが家は親子でアスペルガー症候群で、お互い特性を爆発させながらうまくやっています。

今回は、私が障害者雇用に向けて就労移行支援を受ける前に、障害者職業センターを利用したときのお話です。

障害者職業センターって?どんな人たちが利用するの?

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私が障害者職業センターに通うようになったいきさつは、仕事を辞めて「障害者雇用で働く」と決め、自立生活センターの人とハローワークに行き、「障害者職業センターに行きたい」と頼んだことから始まります。

でも、ハローワークでは「管轄の障害者就業・生活支援センターを通して来て下さい」と言われたので、改めて自治体の障害者就業・生活支援センターで面談を受け、そこの担当者と障害者職業センターに行くことになりました。

実際にセンターに行くようになって、昼休みに聞いてみたら「主治医に紹介された」という人もいましたし、「ハローワークから紹介された」という人もいて、「いろいろなルートがあるんだなぁ」と思いました。

私は精神障害者手帳を持っていますが、障害者就業センターは手帳を持たなくても利用できるようです。

だいたい20代~40代の発達障害の人が多いそうです。
見た感じや聞いた話では、不登校・引きこもりを経験した人も多いようでした。

実際の訓練内容とは

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ここではその人のニーズに合わせて個別カリキュラムが組まれます。
まず職業相談・職業評価(職業能力を把握するための評価)を行い、個別の支援計画を立ててもらいます。

職業評価は心理テストのほか、実際に仕分けやペグをはめる作業など、半日かけてたっぷり行います。
出てくる結果も詳しい内容で、とても参考になるものでした。

午前中はJST(ジョブスキルトレーニング)や、発達障害について学んだり、ストレス対処法といった講座を受けることが多いです。
JSTは実際の職場を想定し、ロールプレイを一人ずつ行うため、実践的で役に立ちました。

そのほか、担当カウンセラーと自分の障害特性を整理し、自分が努力すること、企業に配慮を求めることを一つのシートにまとめ上げる作業もありました。

この特性をまとめる作業は自分と向き合うことなので、精神的に辛いこともありますが、
担当カウンセラーと担当コーチがしっかりと寄り添ってサポートしてくれます。

訓練の最後には、協力企業へ実習にも行きます。
就業時間は9時~15時で、体調や心の調子が悪いときは無理せず休むことができるので、みんな自分と相談して通っていたようでした。

訓練が終わったら

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訓練後、障害者就業・生活支援センターを通して来ている人はそこでまた相談しながら職を探すことになります。

そうでない人は自分でハローワークに通って探すことになります。職探しで悩んだらもちろん障害者職業センターに相談に乗ってもらうこともできます。また、必要に応じてジョブコーチもつけてもらえます。

私はその後、事務職に強く発達障害に特化した就労移行支援事業所に通うことに決めました。

障害者職業センターで身につけたことは現在、就労移行支援でとても役に立っています。
料金もかからないので、就職や転職で困っている人は、一度相談に行ってみてはどうでしょうか?
次ページ「就労移行支援と障害者職業センターの違いとは」

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