前回のブログでは、低緊張のお子さまを風船に例えて説明しました。
では、なぜ低緊張のお子さまは、パンッとした風船でなく、空気の減った風船なのでしょうか?
それは、【固有受容覚の鈍麻】と【脳からの指令が伝わりにくい状態】だと考えられます。
難しい言葉が出てきましたが、分かりやすく説明させていただきます!
固有受容覚とは、筋肉や関節の感覚みたいなもので、
『筋肉が今これくらい伸ばされているよ』
『関節が今これくらい曲がってるよ』
と感じるセンサーみたいなものです。
このセンサーが鈍麻な(感じにくい)状態ですと、座っているときに、今、身体がどんな状態なのか、脳にその情報が伝わりにくくなります。
脳にその固有感覚の情報が伝わらないと、脳が筋肉に『今座ってるから、これくらい筋肉を張りなさい!』って指令が出せない状態ということになります!
ですので、お子さまのやる気がない訳では決してないのです。
今回は姿勢が悪い本当の理由と原因について、お伝えさせていただきました。
次回は、「ご家庭でできる、座る姿勢の改善法」を紹介させていただきます!
『座る姿勢が崩れやすい、本当の理由と原因②』
コラム
23/01/27 12:40