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運動発達に大切な“固有感覚”について

教室の毎日
新年、あけましておめでとうございます!
今年もLITALICOジュニア三宮教室をよろしくお願いいたします。

今回は12月16日に投稿しました運動発達の続きの内容を三宮教室の理学療法士スタッフよりご紹介させていただきます♪

一般的な五感と言えば、「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚」の5つを思い浮かべるのではないでしょうか。その五感ももちろん大切なのですが、“運動発達に特に大切な五感”は、「視覚・聴覚・触覚」に加え、「前庭感覚・固有感覚」の5つであると言われています。「前庭感覚」と「固有感覚」。もしかしたら、あまり聞き馴染みがないかもしれません。しかし、とっても大切な感覚で、お子さまはもちろん、お父さまやお母さまも、日ごろから誰もが感じている感覚なのです!今回は、「固有感覚」について取り上げてみたいと思います。

固有感覚とは、簡単に言うと「ぐっと筋肉に力を入れてふんばる感覚」です。この感覚をたくさん感じている瞬間は、ジャンプの後に着地するとき、重いものを持ち上げるとき、豆腐を崩さずに箸でつかむときなどです。
筋肉や関節が受容器となり、体の位置や動き、力を感知し、固有感覚を感じることができます。
固有感覚には、力を加減する働き、運動をコントロールする働き、姿勢を保つ働き、バランスをとる働き、情緒を安定させる働き、ボディイメージの発達を促す働きがあります。

はじめの写真のようにジャンプして着地した瞬間、重力を感じるのも、固有感覚が働いている証拠です!
(ちなみに、前回のコラムでお伝えしたように、椅子から飛び上がった瞬間は、浮遊感を感じ、前庭感覚が働いています。)

お子さまが抱っこやジャンプを好んだり、ちょっと苦手だったりする場合がありますが、固有感覚を使っている証拠なのかもしれません。

これらの感覚の発達に課題があったとしても、まだ発達途上であることがほとんどです。一つ一つの感覚は、他の感覚と相互に作用しながら発達していくため、お子さまにたくさんの経験を積んでいただけるよう、LITALICOジュニアでも取り組んでいきたいと思っています。

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