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座る姿勢について① 「座る姿勢が崩れやすい、理由と原因」

教室の毎日
こんにちは!LITALICOジュニア三宮教室です。
年も明けて、来年度に向けた準備が少しづつはじまっていますね。

これから『小学校に行き、しっかり座って過ごせるだろうか?』と不安に感じる、お食事中に『ちゃんと座りなさい』ってよく言うことがあるなど、姿勢についてはさまざまに思う方がいらっしゃるのではないでしょうか?
それらは、お子さまのやる気がない!ふざけている!という訳ではないのです。

今回はお子さまの座る姿勢が崩れやすい!座り続けることが難しい!の理由や原因についてお話しさせていただきたいと思います♪

姿勢の保持の難しさの主な原因として【体幹の低緊張】が挙げられます。
他の可能性として体幹の筋力が著しく弱いなども考えられますが、今回は体幹の低緊張についてお話をしたいと思います。

体幹の低緊張とは、簡単に言うと【筋肉の張りが弱い状態】です。

風船で例えますと、
正常な緊張状態は、空気がパンッとしっかり入っている風船
低緊張の状態は、膨らませて1週間経過した、空気の減った風船
これらの風船がお腹の中に入っていると想像してください。
パンッとした風船はしっかり座れそうですし、空気の減った風船は姿勢が悪くなりそうではないでしょうか?

なんとなくでイメージできれば大丈夫です!
では、なぜ低緊張のお子さまは、パンッとした風船でなく、空気の減った風船なのでしょうか?

それは、【固有受容覚の鈍麻】と【脳からの指令が伝わりにくい状態】と考えられます。

難しい言葉が出てきましたが、分かりやすく説明させていただきます!

固有受容覚とは、筋肉や関節の感覚で、
『筋肉が今これくらい伸ばされているよ』
『関節が今これくらい曲がってるよ』
と感じるセンサーのようなものです。

このセンサーが鈍麻(感じにくい状態)だと、座っているときに、今の身体がどんな状態なのかを脳に伝わりにくいのです。
脳にその固有感覚の情報が伝わらないと、脳が筋肉に『今座ってるから、これくらい筋肉を張りなさい!』という指令が出せない状態なのです。

よって、気持ちやその時のやる気だけで姿勢が左右されるということも考えにくくなりますね。

今回は姿勢が悪い本当の理由と原因について、お伝えさせていただきました。
もし、ご興味がありましたら、一緒に考えていきましょう!

次回は『家庭でできる座る姿勢の改善法』についてです♪

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