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「非常食」を食べる

教室の毎日
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白楽教室は、今年の2月から、毎月違う曜日で避難訓練を実施しています。
今回は4回目、残りは、あと火曜日の実施のみとなりました。

「地震」想定での避難訓練、
「机の下での注意事項」をレクチャーし、
実際に外へ避難するところまで取り組んでいますが、
今回は、「非常食の試食」も行いました。

お子さんたちは、避難の仕方までは学校での避難訓練や、
繰り返しの防災学習の体験から、かなり理解されているようですが、
「非常食」を実際に食べることは、なかなかないようです。

白楽教室の備蓄食料は、お子さん職員含めて3日分の食事を、
期限を見ながら備蓄しています。
ワカメごはん・梅粥・ライスクッキーと、長期間保存可能な水です。

今回は、白楽教室に備蓄してある
「フリーズドライの非常食(ワカメごはん)」「ライスクッキー」を、
みんなの前で開封し、食べてみました。

ご感想
「こんなカサカサのお米がごはんになるの?」
「まずそう、むり、ぜったいたべない」
「15分もかかるの?」
「おいしくない」
「くちがぱさぱさする」
「気持ち悪い」
「おいしい!おかわりほしい」
みなさん、それぞれです。

このワカメごはん、今回はお湯で作ったので15分でできましたが、
常温の水でもできます、60分かかりますが。。。

地域防災拠点などの避難先で配給される食品ですが、
発災直後については、長期保存が可能な備蓄されたものが使われ、
どうしても日常食べているものとは違った雰囲気のものになります。
そして、避難先での「食」というのは、お子さんたちにとって、かなり大きな問題です。

・嗅覚や味覚の過敏により、受け付けられない
・見た目などの視覚情報による、拒否感
・思っていた味と違うから、食べることができない
・温めないと食べることができない
・食具がないと食べられない
・食事形態により食べられない
・配給されたものをいっぺんに食べてしまって、後でおなかが空いてしまう
・満腹中枢の障害により、食べても食べても空腹感が続き不穏
などなど。

「公助」により配給される品物で調整が可能な部分と、
「自助」として、個人で備蓄する物品・量を検討する必要もあるようです。

通常の炊き立てごはんや温かいお味噌汁といった「食べ慣れている物」は、
発災数週間過ぎても、口にすることができないかもしれません。

そうなったとき、配給された食品を「食べるか・食べないか」の選択を迫られてしまいます。
非常事態の中、食料を欲する人が、ほかにごまんといる中で、
選り好みしている間に無くなってしまい兼ねません。

今回は白楽教室で、
お子さんたちが、避難先での食について、学んで帰りました。
この機会に、どうぞおうちでも、「食品の備蓄」について、お話し合い下さい。

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いとう

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