【夢門塾白楽】
お問い合わせ・ご見学=☎045-488-5666
「仮面ライダー鎧武」の、てれびくん絵本も、
以前、神奈川区のT様より頂いています。
ありがとうございます!!!
この絵本、中には鎧武メンバーのそれぞれの攻撃方法や特徴が書いてあって、
お子さんたちに「よんで!!」と頼まれます。
職員がみんなに向かって本を広げて、
反対(さかさ)側から絵本に書いてある文字を音読して聞かせます。
「ガイム スイカアームズは きょだい せんし!!」
と書いてあるのに、内容をあまり理解しないまま職員が、
「ガイム スカイ…??」「違うよ、スイカだよ」
所々間違えて読んでしまいます。
カタカナが続く、見なれない言葉の連続と、
「へんしんする きょだい せんし」など、ひらがなだけで構成された文章を、
職員は逆さからたどたどしく読み進めました。
全く番組を見ていなかった、
そして、戦隊ものに全く興味がなく育った職員は、
逆さ側から、本の写真も理解できないまま、
「書いてある仮名は読めるけど、その意味がよくわからない」という状況です。
なので、仮名を読み取ってからその意味を把握するまでに、
数秒のタイムラグが発生します。
人によっては頭の中で仮名から漢字に変換して理解したり、
仮名からその様子を想像したりとするのですが、
それに時間がかかってしまいます。
沖縄で街にある看板を見たときに、
その店が何の店かわからないのと同じような気持になりました。
「仮名を見て意味を理解する」
「漢字を見て意味を理解する」
どちらが簡単か難しいか。
漢字を覚えているのであれば、漢字から意味を理解するほうが簡単ですが、
漢字を覚えていなければ、仮名から推測するほかに手立てがありません。
漢字が苦手なお子さんは、
日常が「よく読めない意味の分からない日本語だらけ」で、
困っているのだろうなと、改めて考えました。
「読めたのに意味が分からない」というもどかしさに加えて、
「なんでこんな簡単なことがわからないの?」なんて、
はやし立てられたりせかされたり馬鹿にされたり。
文章問題も、横で職員が音読すれば簡単に解けるけど、
「自分で読んで問題を解いて」というと、
「分からない、だるい、やりたくない~、あーひま、つまらない」となってしまいます。
でも、怠けているわけではなく、読むことが苦手・難しい、
読んで理解するより、聞いて理解するほうが得意という事なんです。
それぞれの特性があり、同じ診断名でも
個々で出方が違う学習に関する苦手さや自閉傾向。
お子さんたち一人一人の得意・不得意をしっかり把握しながら、
その子に一番合った声掛けで、やる気をどんどん引き出したいと思います。
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最後までお読みくださいさいまして、ありがとうございます。
いとう
「かな」って難しい。
教室の毎日
22/03/14 11:41