放課後等デイサービス
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ここは「療育機関」です

教室の毎日
【夢門塾白楽】
お問い合わせ・ご見学=☎045-488-5666

毎日楽しく通ってきてくれるお子さんたち、
こちらもそのご期待にお応えしながら、
様々なプログラムを考え、活動しています。

「放課後等デイサービス」
2012年4月1日の法改正で誕生した、比較的新しい福祉サービスです。

児童福祉法第六条の二の二の4
この法律で、放課後等デイサービスとは、
学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第一条 に規定する
学校(幼稚園及び大学を除く。)に就学している障害児につき、
授業の終了後又は休業日に児童発達支援センター
その他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、
生活能力の向上のために必要な訓練、
社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう。(抜粋)

楽しく通って下さることは、職員としてとっても嬉しい事なのですが、
放課後デイは「療育機関」としての位置づけとなっています。
というわけで、「自由に遊びに来る場所」ではないのです。

教室に着いたら靴を靴置き場にしまって、ランドセルをロッカーにしまいます。
トイレに行くときは、床に貼ってある足形に沿って並びます。
ルールや順番を守って、活動します。

少しの間、自由遊びの時間もありますが、
そこは「適切な対人関係の構築」を目標に、
お子さん同士のかかわりを職員がよく観察して、
適切ではない関わり方や言動があれば介入・指導を行います。

おやつの後には「集団療育」の時間があり、そこでは、
「他者と協力して、一つの事を達成する」
「みんなの前で発表する機会を設ける」
「勝ち負けにこだわらず、競技に参加する」
「指先の巧緻性向上のための細かな作業・工作的活動」
など、主に自閉傾向の特性があるお子さんにとって
「できれば避けたい、苦手だな」と感じる内容を
微妙に織り込んだ「療育」を行い、
「社会性・協調性などを身に着ける」ことを目標としています。

プログラム内容は主に小学校低学年~中学年向けになりますが、
白楽教室ではうれしいことに、
中学生になっても「楽しいから通いたい!!」と、人気が絶えません。

小学校高学年や中学生の「お兄さん・お姉さん」は、
小さいお子さんたちの見本となり、白楽教室を支えてくれています。
もちろん、集団療育から逸脱することもなく、
中には自宅から自立通所されるお子さんも。

ただ、学年が上がってくると、プログラム内容が簡単に思えてしまい、
「つまらない・ひま」となってしまいます。
集団での活動が鬱陶しく、個別の活動、
「自分がやりたい活動」がはっきりとしてきます。
そういう気持ちが続く時期は、必ずやってきます。

それは「放課後デイ卒業」の時期です。

通所児童の低年齢化(世代の入れ替わり)、
活動内容の難易度(簡単すぎる)、
そして、進級・進学に伴い、学校の授業時間が長くなり、
放課後の時間が短くなった時、
物理的にも、気持ち的にも通所が難しくなり「卒業」となります。

職員からの注意を、
「うざいな~」
「そんなこと言われなくてもわかっているよ」
「いちいちうるさいよ」
「家に帰りたい、一人で留守番できるもん」
「こんなところに居ても時間の無駄」
なんて思ってしまうお子さん、もしかしたらそろそろ、
「放課後デイという集団療育を卒業する時期」かもしれません。

長年、一緒に過ごした時間を考えると、
卒業はすごく寂しい気持ちもありますが、
「本人の成長を阻害してまで引き留める」わけにはいきません。

「成長したんだなと、思える時は決断の時」だと思い、
その時まで、毎日お会いできる喜びをかみしめながら、
今日もお子さんたちの活動準備を進めています。

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最後までご覧下さいまして、ありがとうございます。
いとう

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