放課後デイサービス きぼうで行っている課題は、殆どの子が好きで、中には自分の順番を待ちきれなかったり、学習室に侵入してくる子もいたりします。
もちろん、殆どの子は、最初は絵カードを見せてこれから、課題をしようと誘っても何をされるかわからず不安なので、抵抗したりもしますし、逃げようとする子、泣き叫ぶ子もいたりしますが、長くは続かないです。
2~3回で、きぼうに来るなり職員の手を引いて学習室に行こうとしたりします。そういう時に、入り口に貼ってある順番を示した絵カードで、順番を教えていくのです。
・・・・・とは言え、順番がわかっても、そんなもん待てるか!で騒ぐ子も当然いたりしますが、相手にしないとあきらめて遊ぶようになります。
そして、課題を担当している職員が課題に呼びに行くと、嬉しそうに走って行って、自分から机に座り、集中して取り組むのです。
課題に集中して取り組むのには理由があります。
①遊ぶ部屋と学習する部屋を分けていることで、この部屋に来れば何をすればいいかわかること。
②部屋を分けることで他の余計な刺激から遠ざけることができます。
③何をしたらいいか、何をしてほしいかが始まりから終わりまで一目瞭然で分かりやすくしているため、ほぼ間違えることがなくできること。それが、自分のやっていることは正しいという自信になっていきます。
④職員も指示しなくても、本人も聞かなくてもできるため、叱られたり注意されたりすることがないので、自尊心傷つけずかえって育てることに役立ちます。
⑤課題が終わると、褒められ、好きなお菓子を少しもらえる。
だいたい挙げるとこんな理由です。
運営する側にとってもメリットは、子ども達の発達以外にもあります。
例えば、子ども達が固まっていないために、トラブルが発生しにくい。
子どもたちにいろんなことがあって、不穏になっていても気分が切り替えやすい。
などです。
でも、デメリットもあるかな、デメリットというか何というか・・・。
作るのに非常に手間がかかること。費用が掛かること。課題を担当する職員の育成でしょうか。
でも、確実に課題は注意深く行っていけば子ども達の発達にポジティブな影響を与えていくのです。
課題について
日々雑感
18/08/28 10:52