きぼうでは、原則自分で出したもの、使ったものは自分で全て片付けるようにしてもらっています。
途中、課題や訓練で離れる時などもそれまで遊んでいたものを片付けてから来てもらっています。
片づける習慣や、気持ちを切り替える練習にもなります。
大多数の利用児童が、はじめは渋々でもやっているうちに抵抗なくできるようになっていきます。
そのはじめの渋々の頃、中にはとてつもない抵抗をする子が何人もいました。
遊んでいたおもちゃを投げつけたり、これ見よがしに破壊したりする子、泣き叫んで耳をつんざかんばかりの声を張り上げる子、引っ掻いたり、噛んだり叩いたり、蹴飛ばす子・・・・・あ~思い出すだけで身体が痛くなってきます。
なぜ、こんな思いするんだろう?ゆっくりと、だんだんと教えて行けば・・・・と妥協したくなる気持ちになるときがありますし、そう思う職員も多いのが事実です。
ということは、一般的には皆そう思うのでしょう。
こういったことは、はじめに妥協してしまうとあとから変えることが難しいのです。新しい環境や、イベントなどをするときに、もちろんそれらを受け入れられるように構造化をするとか配慮する必要があるかとはおもいます。
ただ、100点満点の完全を追い求めるという必要はなくて、それはスモールステップで積み重ねていけばいいと思うのです。ただ、目的達成のための方法は、方向がそれないようによくよく考慮した方がいいでしょう。
私はこういう時に、それは誰のためにするのか、誰のためになるものなのか。
一番に、利用児童のためになるものか、私たちが楽になる為だけで選択していないかを確認するようにしています。
ここで、妥協している限り、利用児童の自立はあり得ないと私は考えています。
支援とはそういうものだと、常に対象とする方の為を考えて成り立つものではないかと・・・・・・・青臭いと思われるかもしれませんが・・・・
その支援は誰がために・・・・
日々雑感
18/10/02 17:41