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「困った子」のレッテルを貼ればその先の支援はない

教室の毎日
昨日一昨日と2日間にかけて、名古屋市主催の「強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)」に参加してきました。



強度行動障害のある子どもが安定した生活を送ることができるように、基礎的な知識や技術を学びます。



港教室には強度行動障害にあたるお子様はいないのですが、視野を広げることでさらなるスキルアップを目指して参加させて頂きました。



結論から言うと、めちゃくちゃ有意義な時間でした。



2日間に渡り児童相談所、療育センター、生活介護などで実際に働いている方が講師となって、強度行動障害をとりまく環境や強度行動障害を持った方への具体的な支援方法をお話くださいました。



この業界に飛び込んで早3年。自分なりに色々と勉強をして学んだことが幾つかの点だったとすると、それが繋がって一気に線になったような感覚でした。



それだけではなく、構造化の具体例や氷山モデルシートの活用は明日にでも使えるアイデアがふんだんで、正直、どれを試そうかなと今からワクワクしています。



研修の中で印象的だったのは「強度行動障害の状態にある人は困った人ではなくて困っている人」という言葉。この言葉は強度行動障害の有無に限らず、障がいをもった子どもには全般的に言えることかなと思っていたので、自分の中ですごく腑に落ちたというか。



支援をしていて、なかなかこちらの言うことを聞いてくれなかったり、反抗されたりすることがあります。時には危害を加えられることも。悔しいかな人間だからそういう時はイラっとしてしまうこともあって、その子に対してこう思うわけです「困った子だなぁ」。



でも、「困った子」のレッテルを貼ってしまえば、その先へは進めないのかなと。「困った子」だから仕方ないよね、言うことを聞けないよね、またやってるよ、どうしようもないよね、みたいな。こういう発想って冷たくて愛を感じない。



これを「困っている子」と捉えることが大事なんだと。何に困っているのかな?どうして困っているのかな?困っている人を助けるのが私たちの使命というか、支援の根っこになるのかなと思います。



子どもと関わる上で最も大切なのは「愛」だと思っていて。私がここに立っていられるのも紛れもなく愛の力で、コロナで世界が劇的に変わろうとも愛は永遠に不滅。我が巨人軍よりも愛は不滅なので。



子どもたちをめいいっぱい愛することが、支援の第一歩。気になる行動があっても「困っている子」と捉えることが大事なんだと。



これまでは少しばかり愛がから回りしていた私ですが、ここで学んだ知識と技術を活かしてより良い子どもたちの支援をしていきますね!

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