こんばんは!
ここ最近の寒暖差からなのか何故だか咳が止まりません。マスクをしているので会う人会う人に「風邪ですか?」と聞かれてちょっと面倒くさいです。長時間マスクをしていると耳が痛くなるし、メガネは曇るしでちょっとしたストレスになってます(´・ω・`)
さてさて。
先日、何気なくTVを観ていたら発達障害に関することをやっていたので最後まで観入ってしまいました。
NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組。ご存知の方も多いと思います。今回は精神科医の本田秀夫先生を取り上げていました。長野県の大学病院で160人もの発達障害の子どもを診ている発達障害のスペシャリストです。
過去に本田先生(以下、先生)の書籍を読んだことがあったので興味がありました。
番組では先生の診療の様子を紹介。発達障害によって生きづらさを抱える子どもたちの意欲をいかに引き出すか。先生の仕事の流儀はそんなところにありました。
「発達障害はその子の個性」
先生はそう言い切っていました。とにかく相手を尊敬(リスペクト)し、伸びる力をとことん伸ばす。だからこれは「治療」ではないという。
治療は治してこその治療。「私は治療はしません」この言葉に先生の子どもたちに対する強い尊敬(リスペクト)を感じます。発達障害をただの「害」だと捉えるなら治療という言葉は的確かもしれません。しかし、先生は発達障害はその子の個性と捉えている。
こうもおっしゃっていました。
「私は30年間、“普通”とは何かを考え続けています」
よく人から「普通にやってくれればいいよ」とか「普通の格好で来てくれればいいから」などと言われて逆に困惑した経験ってありますよね?少なからず僕はあります。
普通ってナニ?
普通を突き詰めて考えれば考えるほど訳が分からなくなるのです。僕はウォシュレットは絶対に「強」でなければ嫌なタイプなのですが、妻に言わせればどうやらそれは普通ではないようです。共感できない、したくもないと。
地下鉄の電車内にゴミや不審物が落ちていたらつい拾ってしまうタイプなのですが、どうやらそれも妻からしたら信じられないようで、普通じゃないらしい。
普通じゃないことを挙げ出したらキリがないのですが、それでもなんとか41年間生きてこられている。
僕自身も妻に対しては普通じゃないなと思うことは多々あります(あ、ここでは割愛しますが…)。
誰かにとっては普通のことでも、別の誰かにとっては普通じゃない。このことを世の中の人たちがもっと意識できたらいいのかな。生きやすい世の中になるのかな。そんな風に思います。
発達障害を持っている方には様々な特性があり、こだわりの強い方も多い。その度合いがちょっとばかり強いものだから目立ってしまうだけで。出る杭は打たれるのが今の日本。万人の理解が行き届かない個性は個性と見なされず、誰も尊敬(リスペクト)はしてくれません。
万人に受け入れられる個性って果たして個性なのか?そんな疑問すら沸いてきます。
でも、その特性やこだわりを本人はもちろん周りの人たちが「その人にしかない個性」と捉えることができたら世界はまた違ったものになるはず。
僕にはない「個性」を持っている港教室の子どもたち。尊敬(リスペクト)の念を持つことで、色んな可能性を広げられたらいいなと思います。
普通を突き詰めて考えると訳が分からない
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19/12/04 14:52