決して恵まれているとは言えない港教室の立地。扉を開ければすぐ道路です。
特にデイルームから送迎車への乗せ込みは気を遣います。前後左右からの往来車を都度確認し、子どもたちをその日の送迎車の指定された席に乗せなければなりません。
その日の利用者の状況によって送迎車も替われば送迎ルートも異なります。このいわゆる「配車・乗車表」を、その日の職員全員が把握しなければなりません。
普通に考えたら、相当な記憶力がない限り難しい。しかし、安全に効率良く乗せ込みを行うにはその日の職員全員が把握していなければなりません。
そこで港教室ではこんな工夫をしています。
出入口の扉の内側に送迎車別の乗車用ホワイトボードを設けています。車を上から見た図なので、各車右上が運転手(職員)です。
ここに、帰りの送迎直前に職員と子どもたちの顔写真を貼ったマグネットを貼っていくのです。こうすることで、誰がどこに座るのか一目瞭然ですし、乗せ込みの順番も把握できるという訳です。
これがあることで職員全員に周知でき、「この子どこに乗せるんだっけ?」「次は誰を乗せよう?」などといちいち考えなくなり、驚くほどスピーディーな乗せ込みが可能となります。
職員はもちろん、子どもたちにも周知されていて、中には「次、僕の番だよね?」と自ら職員に聞いてくる子もいます。
安心安全に効率良く乗せ込みをするため、港教室には欠かせないツールのひとつとなっています。
乗車ボードを活用し子どもたちの乗せ込みを効率化
その他のイベント
19/12/05 08:53