「右から2ばん目だよ」
というと、
「右ってどっちだっけ?」
となってしまう生徒がいます。
左右の判別が苦手というのは、原始反射が残っている可能性を示しているらしいのです。
原始反射とは、赤ちゃんが生き延びるために必要な反射であり、それは成長とともに自然にみられなくなっていく(統合する)もの、だそうです。
把握反射(赤ちゃんが指つかむ)は、よく見たことがある例ではないでしょうか。
成長とともに統合されず、反射が残ってしまうと、運動や勉強、日常生活など様々な場面で困りごとに直面してしまう可能性が高いのです。
そんな原始反射の中に、非対称性緊張性頸反射、というものがあります。
これは産道を通りやすくするための反射の1つです。
これが残存していると、上記のように、左右が苦手になったりします。
また体の真ん中のラインを超えて、クロスする動きが苦手だったりもします。
ある生徒には、残存チェックによって反応がでたので、統合のためのトレーニングを行っています。
右手で左足をタッチし、左手で右足をタッチ、と交互に行う、ラテラルタッチがその1つです。
最初はクロスする動きに慣れず、右と右、左と左で同側になってしまうことがありましたが、今はうまくいく回数が増えてきています。
今日は、好きなアニメのテーマソングにのせて、一緒に繰り返しタッチを行いました。
好きな音楽だったりすると、失敗してもノリノリのまま、どんどん行うことができますよね!
失敗を気にしないで楽しみながら継続していきましょう!
右と左、どっちだっけ?
教室の毎日
23/10/19 09:53