今日は 人力車ロボット 「ウォーカータクシー」 作成の日だ。
生徒とは、『ロボットの作成をはじめる前に、必ず学校の課題を終わらせる。』 という約束をしている。

生徒は、その約束を守るため、一目散に 「漢字ドリル」 に取り組んだ。
今日も一文字ずつ丁寧に漢字を書くことが出来た。
漢字が終わった後で、数問残っていた 「計算ドリル」 に取り掛かる。
繰り上がりのある計算問題だったが集中してミスなく計算することができた。

学校の課題が終わったので、いよいよ、楽しみにしていたロボットの作成だ。

「ウォーカータクシー」 は、人間のような二足歩行が可能なロボットだ。
ロボットを二足歩行させるためには、タイミングよく重心を移動させる工夫が必要なため、いくつかのギアをうまく噛み合わせなければならない。

そのため、小学一年生にとっては非常にレベルが高いのだが、生徒は、苦戦しながらも何とかロボットを完成させた。

その後、生徒は満面の笑みでスイッチを入れた。しかし、ロボットは動かない。

生徒が落ち込んでしまったので、生徒と一緒に原因を考える。
しばらくして、生徒が指さした。
どうやら、シャフトがクランクから飛び出しているため、足がうまく動かないようだ。

問題を改善後、再びスイッチを入れると見事に動いた。
そのときの生徒のガッツポーズが印象的だった。