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今日も視覚支援の事をお伝えしようと思います。
視覚支援とは離れますが、
この本の題名を聞かれたことがあるでしょうか?
モンテッソーリ―は元々知的障害をもつ子どもたちの観察から生まれた考え方なので、もちろん内容もとても参考になります。
でも、今回はその題名をよく考えたいと思います。私はこれを見た時に、なんてしっくりくる言葉だろう!!と感動したことを覚えています。お子さんたちは、少なくとも元々は全てをやってほしいと思ってはいません。できるように手伝ってほしいと願っています。まして、やらされるなんて大嫌い!
(これは大人も同じだと思いますけれど)
話を視覚支援に戻します。
視覚支援も実は同じことが言えると思います。
例えばこの絵、私が息子のために作った、お風呂上がりに服を着る順番です。自分で服を着ようとする意欲が出てきたけれど、パンツよりもズボンを先にはこうとするエラーが3回続けておきました。毎回声をかけることも支援なのですが、声掛けの支援は減らしていく事が難しいと言われています。また、ズボンを持ってから、「違うよ、パンツだよ」と指摘されるのは気分良くありません。パンツが先であることをあらかじめわかりやすくする方が良いのです。
こんな手書きでも全然かまいません。
お子さんが、分かるものなら良いのです。
最初からラミネートなんてしません。変更の可能性もあるし、3回でいらなくなるかもしれません。
実際、私は2回使って順番の変更をしました。
パジャマのズボンと上着を入れ替えました。どうも、本人のやり方をみているとその方がやりやすいようなので。
つまり、こちらの指示した通りの順番で着ることが重要なのではありません。
本人が、1人でやりやすい環境を調整するのです。
本人用のカゴに、上から着るように重ねる方法だってよいかもしれません。
そして、支援は一度入れたらタイミングよく減らしていく事も検討します。1人でできそうなら、この図の使用をやめてしまうのも1つですし、徐々に薄くしていくという方法もあります。迷っていそうなタイミングで少し遅れて絵を示すなどの方法もあります。
視覚支援も個別性が高いです。それぞれのお子さんの理解できるもの、やりやすい方法が異なるので試行錯誤の面が非常に大きいのです。
でも、やっていくと必ず生活が穏やかになったと感じるときがありますよ。
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【TODAY東和田】1人でするのを手伝う
教室の毎日
23/05/09 17:19