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比較的近年、高機能自閉スペクトラム症の方が成長されたのちに、幼いころ受けた療育について屈辱的だっであったり、嫌な思い出として残ったというようなことを話されることがあるそうです。
幼児であっても、強制するのではなく、可能な限り本人のやりたい事にそった形にしていく。強い倫理観が必要で、非常に工夫が必要なことですが、やはり真剣に考えていかなければならないことだと感じます。
何か課題や、着替えなどの日常生活動作などをやりたくなくて、癇癪を起こしている状態の時に、課題や動作をするよう要求するのをやめて回避できるようにしてしまうと、次からも同じ場面で癇癪を起こして課題などを回避するようになりやすい。これはその通りだと思います。
しかし、そもそも課題や、動作をすることがしっかり伝わっているか。内容がイメージできているか。
本人にとっても意味のある活動になっているか。
それをすると、続いて好きな活動ができるなど本人にとって好ましいことが起きることが予測出来て、本人にとっても十分に頑張る価値があるのか。
NO!が言えるコミュニケーションスキルと、受け入れられる環境はあるか。
NOを、社会的に許容される範囲で言えることは非常に大切なことです。同じNOでも、癇癪や自傷行為で表現するのと、「今はやりたくない」と言葉で言ったり”休憩したい”というカードを相手に渡せるのではずいぶんと違ってきますね。
意思を表出できるスキルが延ばされないまま、大人の望む姿で頑張ることを望まれているなあと支援をしながら感じる事があります。
自戒をこめて、真剣に子どもの側に立った支援につて考える必要があるなと感じています。
お子さん1人1人の状況によって考えるべきことは変わってきますが、保護者の方と一緒に常に模索していきたいと思います。
【TODAY東和田 コラム】子どもの権利を考える
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24/01/24 16:34