
閲覧頂き、ありがとうございます!
今回のお話は、自閉スペクトラム症のお子さんに関わる内容です。
そして、「こういう考え方が正しい」というものではなく、こういう考え方もある。支援者にも迷いがあることを吐露する回とお考え下さい。
赤ちゃん~幼児の時代、人との関わりが楽しくなって、盛んに何かを指差しして「僕が見ている物を、お母さんも見てよ!」と言わんばかりに親の顔を見るようになります。
こうして「人を好きになる」のと、「お母さんのいう事を聞く=指示に従う」はどっちが先にできるでしょう?
たいていの場合、人との関わりが楽しくなる時期が先行します。そして、一本橋こちょこちょのような遊びで、大人がしてくれることを期待して、くるかな、くるかなとニコニコ待って、来たぞー!と笑うというような関わり遊びが成立する様になってきます。このやりとりをするのに、言葉を理解することや、言葉が話せることは必ずしも必要ありません。
しかし、自閉スペクトラム症のお子さんは、この相手とのやり取りを成立させる社会性の部分に困難さを抱えている為、なかなかやり取り遊びが成立しません。
人との関わりが楽しくなると、なにかが出来た時、指示に従えた時に、大人に褒められるのが嬉しくて、色々なことができる様になっていくという日々がやってきます。
一方で、自閉スペクトラム症のある子どもたちは、人とのやり取りを楽しむことがまだの状態で、児童発達支援に来所するようになると、指示に応じることを求められる可能性が高くなります。
発達学的アプローチの観点に立てば、人とのやり取りを優先した方がいいかもしれません。
でも、そこが難しいと割り切るなら、自閉スペクトラム症の「いつも一緒がいい」というこだわりを利用してルーチンを覚えてもらい、指示にしたがってもらったり、強化子=ご褒美を用意して指示に応じられたらご褒美をあげるというやり方もあります。しかし、最初は指示に従わうようにされる身体的な補助が嫌で、結局人を好きになることなく、絵カードなどで指示には従えるようになったけれど、人とは遊べない。という状態が生じる場合もあります。
この子は、指示に従うことについては非常に寛容に対応していき、まずは人を好きになってもらい、人との関わりを成立させることを優先したい!
半年~1年、寛容に待てるかしら??? 支援者としても保護者としても・・・
そんな迷いを持つことがあります。
もし、物理的なご褒美がなくとも、人に褒められて自然にできることが増える日がやってくるなら・・・この1年を寛容に構えたい。
人に近づいたら高い高いや、抱っこ、くすぐり遊びをしてもらえる。
人と一緒に遊ぶ楽しさを、安定した反応のできる大人との間に成立させる。
そんな取り組みは、甘え満載で、外から見たらただ遊んでいるだけに見えるかもしれない。しかし、かけてみたい。この半年。
特に3歳くらいまでの小さなお子さんの場合は、そのように思う事もあります。
実際、自閉スペクトラム症に効果があるとされる応用行動分析でも、何を優先して教えていくか、教え方はどうするか、様々な考え方が存在します。
絶対の正解はない。3年後を今、正確に見通す事はできない。
やり直しのきかない、1人1人、人生1回きりの発達を支援するって、本当に難しいなと思うのです。
詳しくは、個別に当事業所にお声がけ下さい。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
もしくは当ホームページお問い合わせよりお願い致します。
今回のお話は、自閉スペクトラム症のお子さんに関わる内容です。
そして、「こういう考え方が正しい」というものではなく、こういう考え方もある。支援者にも迷いがあることを吐露する回とお考え下さい。
赤ちゃん~幼児の時代、人との関わりが楽しくなって、盛んに何かを指差しして「僕が見ている物を、お母さんも見てよ!」と言わんばかりに親の顔を見るようになります。
こうして「人を好きになる」のと、「お母さんのいう事を聞く=指示に従う」はどっちが先にできるでしょう?
たいていの場合、人との関わりが楽しくなる時期が先行します。そして、一本橋こちょこちょのような遊びで、大人がしてくれることを期待して、くるかな、くるかなとニコニコ待って、来たぞー!と笑うというような関わり遊びが成立する様になってきます。このやりとりをするのに、言葉を理解することや、言葉が話せることは必ずしも必要ありません。
しかし、自閉スペクトラム症のお子さんは、この相手とのやり取りを成立させる社会性の部分に困難さを抱えている為、なかなかやり取り遊びが成立しません。
人との関わりが楽しくなると、なにかが出来た時、指示に従えた時に、大人に褒められるのが嬉しくて、色々なことができる様になっていくという日々がやってきます。
一方で、自閉スペクトラム症のある子どもたちは、人とのやり取りを楽しむことがまだの状態で、児童発達支援に来所するようになると、指示に応じることを求められる可能性が高くなります。
発達学的アプローチの観点に立てば、人とのやり取りを優先した方がいいかもしれません。
でも、そこが難しいと割り切るなら、自閉スペクトラム症の「いつも一緒がいい」というこだわりを利用してルーチンを覚えてもらい、指示にしたがってもらったり、強化子=ご褒美を用意して指示に応じられたらご褒美をあげるというやり方もあります。しかし、最初は指示に従わうようにされる身体的な補助が嫌で、結局人を好きになることなく、絵カードなどで指示には従えるようになったけれど、人とは遊べない。という状態が生じる場合もあります。
この子は、指示に従うことについては非常に寛容に対応していき、まずは人を好きになってもらい、人との関わりを成立させることを優先したい!
半年~1年、寛容に待てるかしら??? 支援者としても保護者としても・・・
そんな迷いを持つことがあります。
もし、物理的なご褒美がなくとも、人に褒められて自然にできることが増える日がやってくるなら・・・この1年を寛容に構えたい。
人に近づいたら高い高いや、抱っこ、くすぐり遊びをしてもらえる。
人と一緒に遊ぶ楽しさを、安定した反応のできる大人との間に成立させる。
そんな取り組みは、甘え満載で、外から見たらただ遊んでいるだけに見えるかもしれない。しかし、かけてみたい。この半年。
特に3歳くらいまでの小さなお子さんの場合は、そのように思う事もあります。
実際、自閉スペクトラム症に効果があるとされる応用行動分析でも、何を優先して教えていくか、教え方はどうするか、様々な考え方が存在します。
絶対の正解はない。3年後を今、正確に見通す事はできない。
やり直しのきかない、1人1人、人生1回きりの発達を支援するって、本当に難しいなと思うのです。
詳しくは、個別に当事業所にお声がけ下さい。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
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