今回は遊びの発達の完結編として、
「組み合わせが複雑になっていく第4段階(4~6歳)」と
「ゲームやスポーツとして洗練されていく第5段階(7歳以降)」についてまとめます。
第4段階では、運動発達に伴い遊ぶ空間が3次元へ広がり、
やってみたい遊びの世界も広がることで、
より複雑な動作や流れが含まれる遊びへ挑戦します。
また、利き手が定まってくる時期でもあります。
したがって、いくつかの遊びや遊具を組み合わせて遊んだり、
ルールの中で楽しむことができるようになります。
さらに、左右の手が異なる役割を持った動作が成熟していき、
全身運動だけでなく手先の操作や技能の向上に繋がります。
第5段階では、ルールや正確性を求められることが増え、
滑らかで協調性のある動きに磨きをかけていきます。
相手の意図を察しながら自身の行動を決めたり素早く判断する等、
より柔軟性が必要となることも増えるため、
自身の思いを抑え相手に合わせて遊ぶことが上手になります。
第4段階以降の遊びの適応としては以下の通りです。
【感触遊び】 砂での山崩し・プールで潜る
【乗り物遊び】 キックボード・自転車
【公園遊具】 ジャングルジム・跳びタイヤ・雲梯
【投げる遊び】 紙飛行機・フリスビー
【伝承遊び】 缶ぽっくり・ゴム跳び・ケンケンパ・お手玉・あやとり・木登り
【楽器】 ピアノ・ドラム
【その他】 ジェスチャーゲーム・旗上げゲーム等々
ルールがあり勝敗を決める遊びが出てきていることが特徴的だと思います。
また、ことばを使用した遊びや動きのバリエーションを要する遊びがみられていきます。
発達段階に応じた遊びを十分に経験することで、
次の段階の遊びや新しい遊びに挑戦していくことが可能となると思います。
ご両親の知っている遊びをお子さんに教えつつ、
一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
簡単ではありますが「遊びの発達」を完結とさせていただきます。(たすく先生)
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『遊びの発達~完結編~』
療育について
19/10/15 15:42