中学2年の男の子は、とても優しくて、面倒みの良い男の子です。
最近、写経に挑戦したことを発端に、仏像などにも
興味を持ち始めました。
そこで、スタッフが、「仏像のなぞり書き帳」 への挑戦を提案してみると
毎日、数枚、一心不乱に、丁寧に書き上げていきました。
ある日のおやつの時間、男の子が頑張っている事を
お友達に発表をして、書き上げた仏像を見てもらいました。
お友達からは、口々に 「すごーい♪」 「わぁ~♪」 「上手♪」 等々
素直な誉め言葉が飛び交って聞こえてきました。
スタッフは、素直に自分の気持ちを言葉に出来ているお友達の成長にも
ビックリです (≧▽≦)
すると、ポツンと一言 「私、見えないからわからない」 と
目の不自由な女の子が言いました。
その言葉を聞いて、男の子は、どうしたらその女の子が仏像を
感じる事が出来るかを、一生懸命に考えてくれました。
「そうだ!点字みたいにしたら良いかも」 とヒラメキました。
そして、発砲スチロールを下敷きにして凹凸がわかるように
ボールペンでなぞってくれました。
素晴らしいでしょ!!
スタッフがお願いしたのではなく、自主的に女の子のために
考えて行動をしてくれたのです。
自分の事だけでなく、お友達の事も考えてあげられる
温かい気持ちを持ってくれている事に、スタッフは涙がポロリ・・・
次に女の子が、通所したときの嬉しい顔が思い浮かびます (*^-^*)
仲良しのまりもの兄弟姉妹、改めて 「いい子たちばかりだなぁ」 と
スタッフ一同感じた出来事でした。
◇ お友達のために ♪ ◇
教室の毎日
20/09/23 18:56