今回は学習支援についてご紹介したいと思います。
少し前の話になりますが・・・
夏休みの始めの頃、一生懸命に学校の課題に取り組んでいた小学2年のA君。
漢字を覚えるのがちょっと苦手で、書いてはいるけど覚えられていない様子でした。
A君はゲーム性のある遊びが大好きで、
できるようになるまで一生懸命に何度も練習する子です。
その強みを生かして漢字の習得につなげようと考えました。
漢字の学習をゲーム感覚でできるように
「漢字で遊ぼう!」と誘ってみると
「え?なになに?」と乗って来てくれました!
トランプくらいのカードに漢字を書き、
まずは読みから。
【 木 ・ 林 ・ 森 】【 目 ・ 口 ・ 耳 】
【 赤 ・ 青 ・ 黄 】【 大 ・ 中 ・ 小 】
【 上 ・ 中 ・ 下 】【 口 ・ 言う ・話す 】
【 人 ・ 入 】 【 右 ・ 左 】【 男 ・ 女 】
上記のように、
似ている漢字をまとめたり
関連付けたり、
意味づけたり、
ストーリーをつけて
覚えやすくしてみました。
1回に覚える漢字は3つ程度で少な目にすると
負担なく毎日、少しずつ覚えていきました。
書く方はホワイトボードに書かせると、喜んで書いてくれました。
ホワイトボードは書いたり消したりが簡単なうえ、
ちょっと大人な気分も味わえて
「書きたい!」と思いやすいようでした。
そして、夏休みが終わる頃・・・
漢字カードは70枚になっていました。
A君はなんと70枚全ての漢字を覚えられました!
2学期が始まって、
覚えた漢字が含まれた宿題のプリントはスラスラと書けるので
やる気もUP!
知っている漢字がほとんどなので、取り組みやすいようです。
教科書の音読も、漢字もスラスラと読むことができています。
今回、A君にはカードゲーム式のやり方がハマったようですが、
お子さんによって合うやり方はそれぞれかと思います。
苦手なことを繰り返しのトレーニングで負荷をかけるのではなく、
子どもに合った学習支援を行っていきたいと考えています。
苦手な漢字が覚えられた!
教室の毎日
24/11/22 10:49