朝起きて鏡をみると深く刻まれたシワにゾッとします。こんな顔を見せられてきたうちの子供達は朝から嫌だろうな…。怒った時はもっとひどい顔なんだろうなとがっかりします。
私の失敗談ですが
何度言っても言うことを聞いてくれず思わずドッカーンと雷を落として自己嫌悪…子育て中はこんな事の繰り返しでした。怒った後はどっと疲れます。なのに!なのにです!怒っているのに期待するほど伝わっていなかったりします。
子供に残るのはまさに!親の鬼のような形相だけ…怒り損なんです。
子供はもちろん理解できていないので同じ事を繰り返します。
初めての子供の時には気付けませんでしたがどうしたら怒らずに済むのか…それはきっと「練習」です。
縄跳びも縄を手にしてすぐに跳べるようになりませんよね。
椅子に座るとすぐに姿勢が崩れてしまうというお子さんが毎年何人かいます。
椅子の高さを調整したり座布団を敷いたり職員が膝に手を置いたり背中に支えを入れたり一緒にやってみようと見本を示すことも。
あれやこれやと試します。イラストでわかりやすく伝え目の前で見せ
「こうするといいんだよ」と伝えます。
ちゃんとして!や静かにして!待って!は伝わりづらい言葉です。
どのくらい待ったらいいのか…どうやって静かにしたらいいのか…具体的に伝えないとわからないものです。
「誉めて伸ばす」と言いますが若いときの私の頭の中には
これくらいできて当たり前という気持ちがありました。誉めるのは特別な時だけになっていました。褒め方もよくわかりませんでした。
寝顔を見ながら小さい我が子の手を握りまだこんなに小さいんだよな
わからなくて当たり前だなと反省し、それからは私が褒める「練習」です。
当たり前の行動ができているとき
普通にしているときが褒めやすいので
こまめに褒める様にしました。
ママが嬉しそうだと子供も嬉しいものです。子供が嬉しそうだと親も嬉しいものです。ここをずっと廻って過ごせたらいいのに…。
シェルフの先生たちは
たった10秒でもできたら褒めてくれます。すごい!頑張ってる!いいね!すごくいいと思う!わかりやすい様に
頭を触ったり、タッチしたり
喜びを伝えます。(先生達の声を聞いていると私もこんな風に褒められたいと思ってしまいます。)
急にできるようになることはなかなかありませんが繰り返し「練習」です。
そして段階を踏んで座るときはどうする?と子供自身が考えて行動に移せるようにしていきます。
ピーマンを頑張って食べたのに
次はニンジンも食べられるよ
お片付けできたね
明日は言われなくてもやってね
余計な一言は絶対に付け加えないでくださいね。台無しになってしまいます。
頑張ったのにダメだったのかなと子供は感じてしまいます。
ピーマン食べられた!ママ嬉しいとストレートに!大好きなママに褒められて子供はまた頑張れる事でしょう。
褒め方にも色々あるようですが
褒めてばかりではそれで満足してしまったり得意な事しかやらなくなったりデメリットもあります。結果を褒めがちですがどうか努力した過程にも目を向けてあげましょう。
私のよく使う手は
染々と褒める
思い出したかのように褒める
第三者が褒めてたと伝える
本人がその場にいなくても聞こえる位置で褒める
ぜひやってみてください。
子供のかわいいドヤ顔が見られます。
お子さんを怒る時はどんな時が多いですか?口うるさくなってしまう行動は何ですか?怒らない子育てができたらお互い良いですよね。何を伝えたいのか大人側が整理して良い行動に置き換えてあげられるといいと思います。「練習」してみませんか?子供はやっぱり「褒めて育てる」が大切です。
具体的に何を練習したらいいのか迷ったら教えてください。私達も一緒に考えます。
年を取ると怒ってないのに怒ってるみたいな顔になるんですが、今日もマスクの下は笑顔で頑張りたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
藤原でした。
鬼の形相
教室の毎日
23/06/20 13:39