すっかり寒くなりましたね。
お元気でお過ごしですか?
私は電車通勤なので毎朝色々な
場面に遭遇します。そして必ず
思う事があるのです。
大人が微量の音をだしてゲームに夢中になり
「あーっ、なんだよチッ(舌打ち)」
と声をあげている中
周りの学生はテスト期間中で
教科書を広げて目を凝らしている。
リュックを抱えて乗っている学生。
もっている傘が前の人にぶつかり
濡れた傘が当たった大人は睨んでいる。
でも睨んでいる大人は混んでいる中
リュックを背中に背負ったまま。
他の人に当たってもお構い無し。
私だって誰かに迷惑をかけたり
嫌な思いをさせているはず。
ソーシャルスキルトレーニングが
必要なのは大人なのかもしれない!
と毎朝思っています。
ソーシャルスキルトレーニングを
ご存知ですか?
ソーシャルスキルトレーニング(SST )
とは定義は様々ですが
集団の中で求められる適切な言動が
とれる技能ををにつけるために
練習する事です。
たけさと教室では絵カードや絵本
プリントを使ったりロールプレイしながら
自分に置き換えて考えたりします。
すぐに身に付くわけではなく繰り返し
形を変え、何かが起きたときに
「あっ前にやったな」
と振り返ったりし日々の生活に
般化していきながら身につけていきます。
知らない事って自然にできるようには
なりませんよね。
いざというときに困らないように
子供たちは頑張って学習しています。
その日もチクチク言葉とふわふわ言葉について
小学生の友達と話し合っていました。
できるだけ身近に感じられるよう
チクチクするものは?
フワフワしている物は?という
クイズから始まりました。
実際に言われて嫌な言葉と
嬉しい言葉を言い合って
自分が言われて嫌な言葉は
使わないようしようと
話しがまとまったのです。
次の教材に切り替えて
学習していると
ルールを自分流に変えている行動を見て
「それはちょっとずるじゃない?」
と伝えると
「あっ、先生それってチクチク言葉だよね。」
(ルールを破るからだと思いつつここは潔く謝ろう)
「先生ってだめよね、いつも色々言うくせに。
ごめんなさい。気をつけるね」と
謝りました。すると・・・
「いいよそんなに反省しなくて
かわいいから許すよ」
いつもイライラしていて余裕がなかったこの子が
何十年も前に言われたセリフを…⁈
相手をいい気分にさせられる返しを⁈
SST やって来て良かったと
涙がにじみました。
子育てと同じ…直ぐに結果が出なくても
「毎日」が蓄積されて
いつか花を咲かせるのです。
せめて子供たちといるときは善き大人で
いたいなと丸い猫背を伸ばしています。
さて教室ではクリスマス製作真っ最中!
かわいいサンタクロースが
できあがっています。
お楽しみ会も絶賛準備中です。
次回のブログでお伝えします。
可愛いから許してもらえた藤原でした。
ソーシャルスキルトレーニング
教室の毎日
23/12/05 14:34