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ひだまりストーリー🌼.*

暖母っ子

放課後等デイサービス暖母 多の津1です☺️

多の津1の月曜日恒例、熱い連載の日です🔥

今日は、前回のお話しの続きひだまりストーリー④です!

さて今回のストーリータイトルは「忘れもの」

ストーリー①②③で
忘れ物が課題である○○くんの背景を順を追ってお伝えし、

彼と関わり、彼の行動記録を確認しながら色々な方向からの支援の手だてをスタッフと組み立てるなかで

「連絡帳は持ってきましょう!ルールだから。」
「先生たちが困るから持ってきてください。約束ね。」
「忘れ物しないように持ってくるものリストを作るから、毎回チェックしていこう!」

という支援は
「今」の彼への適切な療育ではないと私たちは考え、「今」の彼への支援として、どんな内容に組み立てたのかお伝えしました☆

そして今回はその組み立てた流れの具体的な支援内容をお話ししていきます☆

まず

彼自身に「連絡帳を持ってくる目的がない(彼自身が困っていない)」ので

①彼にとっての目的をつくる必要がある

それは彼の特性として

自分が納得することが行動につながる
(=納得しない内容には基本抵抗してしまい、「嫌だ」「したくない」となる)

という部分があるからです。

この例としてわかりやすい場面が先日あったのでお話ししますね🎵
(今日ラストになるかな?と思っていたのですが、今回のひだまりストーリー長くなりそうです(笑)

ある日
レクレーションのはじまりの会が始まろうとしていた時、彼はランドセルから宿題を出そうとしていました。

他の子どもたちは座って挨拶が始まるのを待っています。

この時、私たち支援者が気を付けなければならないことはどんなことでしょうか。

それは「彼の気持ちと彼の考えを知る」ことです。

決して彼の気持ちや考えを知ろうとしないまま
「もう、始まるよ!どうして今宿題をだしてるの?今から○○の時間です」
と声をかけてはいけないもいうことです。

もしここでこの様に声をかけたとしたら
彼vsスタッフの言葉の攻防戦がはじまり、正解のないトンネルへと入り込むことでしょう。

気がつくと、お互いにこだわっていた
宿題にも、はじまりの会にも取り組めないまま、時間だけが過ぎ、最終的にはモヤモヤ~っとした気持ちのまま「とりあえずの終息点」を持つしかなくなります。

この時支援者の判断として

彼の特性を踏まえた「予測に基づいた根拠のあるもの」である必要があり、彼の療育支援内容(訓練内容)から彼への声かけの具体的な手だてを導きだすこと

となります。

今回は
彼が毎回取り組んでいる
「スケジューリング」を確認することが私たち支援者としては必要だと判断しました。

彼が彼自身のためにたてているスケジューリング。これは彼のその日の時間割りです。
スタッフが組んでいるタイムスケジュールをもとに、彼が場面毎に何に取り組みたいのかを彼が自分で考えて作成しています。
(※このスケジューリング自体が彼の生活訓練として必要な療育の1つです)

その日
彼はタイムスケジュールでの「おやつ」と「レクレーション」の間の5分に「宿題」を取り入れていました。

この5分は
片付けやトイレタイムに設定している「間」です。

みんながトイレに行き、はじまりの会の準備で座りはじめた時、彼にとっては計画の中の真っ最中。

彼の言い分は「まだ時間じゃない」でしょう。

その通り、時計ははじまりの会まであと3分でした。

私たちは
「はじまりの会は○○分からはじめましょう。今日はみんな片付けや準備が早かったねー!素晴らしい✨」

と声をかけ、
3分後彼はしっかりとみんなと一緒に挨拶を済ませレクレーションに参加。

そして私たち支援者の大切な役割であるもうひとつは
生活訓練として「スケジューリング療育」に取り組んでいる彼への評価となります。

「すごいね!自分でたてたスケジューリングに沿ってしっかり取り組められるようになって素晴らしい✨」

(※もしここで挨拶に参加できなかったり、宿題から切り替えができなかったとしたら、彼のスケジューリングへの取り組みへの噛み砕いた支援をプラスすることになっていきます。)

さて今回はここまで☆

やっぱり長くなりましたね~😊

ではまた来週🎵



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