kids space リフライズは来月5月で開所して5年になります。
振り返ると色々な事があったなあと懐かしむのですが、ついこの前と思ってた事も結構前だったりして驚きます。
5年より前の話です。
私の子どもが不登校になったのがリフライズを始めるきっかけでした。
不登校で行く場所が限られてしまった子に少しでも楽しめる場所があればいいなと
またそうでない子も学校が終わったあとに楽しい場所にきて家に帰ってもらいたい。
そんな場所になればいいなと思って始めました。
ありがたい事に地域の方々に受け入れていただいて開所してからすぐにたくさんの方に来て頂ける場所になりとても嬉しかったです。
その後も同じく府中町に2020年に本町、2021年には大須で開所する場所が増えてより多くの方にご利用頂けるように致しました。
リフライズはこれまで放課後等デイサービスとしては当時あまり受け入れの少なかった不登校児の支援に取り組んできました。
私たちは不登校のお子さんを学校に戻す、学校に通えるようにする事が私たちの役目ではありません。
「あれ?不登校の支援なのに学校に戻る活動はしないの?」
そう思われる方もたくさんおられました。
それは学校に戻る事が子どもの成長や子どもを守る事に繋がらないからです。
大前提は子どもの心身の健康です。
子どもたちは健康で快適な環境に身を置く事がなにより大前提です。
試練のように学校に行くのではありません。
学校は学ぶ場所としての1つの場所、選択肢の1つとしてある事だと私は思ってます。
子どもたちが少しでも自分に自信が持てるようになれる場所としてリフライズがあるように努めてきました。
リフライズでの活動を楽しみ、スタッフとの会話、外出、さまざま取り組んでいきました。
そうした取り組みに学校の先生方や行政の方に我々ご理解頂き今ではリフライズの通所を登校扱いにしていただけるようになり子どもたちの自信にも繋がっています。
結果として子どもがリフライズで自信をつけてその判断のもと1つの選択肢として学校に学びに戻る事はありますがそれは全てではありません。
子どもたちのゴールは学校に行く事ではなく
もっともっと先にあります。
その先に行けるまでの少しの間、自信をつけていける場でありたいと思っています。
最後に…
私ごとですが、私は小学校四年生から中学校三年生まで不登校でした。
この当時私は人格がどうにかなりそうなくらい大人たちから色んな事を言われました。
『学校に行かないでどうするの?』
『根性が足りないんだろう』
『学校なんて遊びに行くだけだろう?何が苦しんだ』
『学校に行けないなんて人生終わりだ』
などなど挙げればキリがないほどに先生、大人たちからアレコレいわれてしんどい思いをしました。
本当にダメになるんかなと思った時期もありましたが、今は周りの方々に支えられている事もあり元気に社会人を続けています。
保護者様に信じてほしいのは学校に行けない、行かないからといって人生が終わるわけではありません。
確かに不都合はたくさんありますが全てを否定されるようなことは絶対ありません。
子どもを信じて、子どもが快適に過ごせる状況にあれば未来はきっと状況は明るくなるはずです。
綺麗事ばかりではないのは重々承知していますが他の子と少し違った生き方をしても良いじゃないですか?
私は自分の過去も他の人が歩んだ事のない経験ができてよかったと今では思ってます。
「こうならなきゃいけないんだ」
「親だからこうしないといけないんだ」
という事はありません。
落ち着いて自分達の今できる事を少しずつしてください。
そして今学校にお子さんが行けている方においてはそれが当たり前の事ではなくて
とても良く頑張っている事、すごい事をしていると子どもを労ってあげてくださいね!
最後が長くなりました(^◇^;)
さてリフライズは6年目に突入しますがこれからも皆様のお役に立てる場所としてスタッフ一同努めてまいりますのでどうぞ宜しくお願い致します!!
kids spaceリフライズ
代表 山口
kids space リフライズ 5周年によせて
ご挨拶
23/04/28 13:22