kids space リフライズ 代表の山口です。
日々支援に携わる中で
「見通しがたたないから不安になる。パニックになる」
よく耳にする事のあるフレーズですが
この対応の答えにはほとんどの場合で
「先の予定を提示する」
という支援を行っている事があります。
私はこの考え方は安易だと思います。
確かに決まっていることを伝えておく事は大切です。
ある程度の見通しがたった上で安心して場面をむかえることが出来ます。
しかしこの予定、見通しを伝える事が
先行しすぎると場合によっては子どもの成長を妨げる事があります。
伝え方によっては逆に混乱する子もいます。先に決まり事がありすぎて苦痛になることもあります。
伝えた予定を守ろうとしすぎて変更が必要になった時に対処が困難になることもあります。
人は百人いれば百人それぞれ性格があります。
発達障害の特性に目を向けすぎず
その子その子に合わせた支援が必要になります。
支援を一律に、全員に同じという事はありません。
利用している全体の子どもに「見通しを立てる」やり方を浸透させすぎてしまい、必要でない子にも行ってしまう事があります。
リフライズでは子どもの状態にあわせて必要な子にはある程度の予定は提示しますが、予定や見通しの提示を極力控えています。
それによって子どもが自分で決めて「今日はなにをしようかな」
という好奇心を引き出せるように支援しています。
もちろんそのためにはスタッフの細かなアシストは欠かせません。
スタッフも子どもたちとともに相談して決めて、そこでうまれる会話、コミニュケーションの中で成長が得られるのです。
そこにはスタッフと子どもたちの日々の信頼関係が大切になります。
共に遊び、学び、子どもたちと共に成長するからこそできる事だと思っています。
子どもの状態像を常に把握して支援をすることが大切です。
そろそろ広島も夏休みに入る学校が増えてきました。今年は本当に短い夏休みになりそうです。
少しでも休みの間でしか出来ない事を子どもたちと楽しみたいです( ´∀`)
今日の写真はリフライズの子どもたちが作成した「宝石せっけん」です。
綺麗なので使うのがちょっと勿体無いと感じているようです(^◇^;)
kids space リフライズ
代表 山口
予定は提示しすぎない
代表のひとりごと
20/08/07 02:45