月に一度、集まってお食事会をしている人たちがいます。それぞれ重度の障がいを抱えています。一般的な20代、30代の人たちが楽しむようなイベントに出かけたい、旅行に行きたい、やってみたいことは山ほどあるのです。月に一度のお食事会はその作戦会議です。かかわっているヘルパーや相談員さんなど関係者も参加してどうしたら実現するかをみんなで考えています。
あたりまえの生活をしたい。彼らの願いはそれだけです。
たくさんの人を巻き込んで、いろいろな場面でお手伝いが必要で、助けてもらわなければ実現しない・・・いいえ、助けさえすれば普通の生活ができるのです。
助けてもらうことも助けることも彼らや周りの支援者にとってはごく普通、当たり前。ここはヘルパーさんだよね、ここは駅員さんにお願いして・・・一日のスケジュールがどんどん出来上がっていきます。
前に行ったとき、この場所の段差が結構きつかったね。回り道して何とかなるのかな。そこはイベントの主催者や場所の管理者に相談。
到着したら、ボランティアさんが何人も待っていてくれて、助けてもらって入場。思いっきり楽しんでそのあとは聞いた連絡先にお礼状を送り、また参加させてもらいたいとお願いし…そうして行ける場所や参加できるところがどんどん拡大しています。
今から大人になる人が、もっともっと楽に、楽しく人生を送れるようになってほしい・・・未来に希望を持ってほしい、だからいろんなことに挑戦していくんだよ。
そう、きらきらした目で話してくれました。
ゆかいな仲間たち
未来へのかけはし
18/09/19 10:02