アプレ豊中緑丘では、通信制の高校に在籍している高校生も利用しています。各教科の授業をオンラインで受講して、レポートもオンラインで提出します。最近の「現代文A」の授業で、井伏鱒二の「山椒魚」を教材にして学習を進めていました。みなさんの中にも「山椒魚」は読んだことがある方も多いのではないでしょうか。成長しすぎたために、住処である岩穴から出ることができなくなった山椒魚と、岩穴に入ってきて山椒魚に外界に出ることを妨げられてしまった蛙の物語です。山椒魚と蛙のやり取りは、人間の世界でもありえるようで、身につまされる物語です。
少し以前の話ですが、九州の小学校の屋上プール!!で絶滅の恐れがある「カスミサンショウウオ」(体長3センチから7センチくらいの小型のサンショウウオでレッドリストにあがっています)が100匹以上見つかったというニュースがありました。プール開きの前のプール清掃の時に見つかったのですが、どこから来たのかはわかっていません。京都の鴨川でも「オオサンショウウオ」(体調50センチから100センチ)が発見されたというニュースが報道されることが時々ありますが、「カスミサンショウウオ」という名前はその時に初めて知りました。
カスミサンショウウオは2週間ほど飼育してから自然界に戻されたそうです。
「山椒魚」と「カスミサンショウウオ」
教室の毎日
21/06/03 18:49