先日、新聞で懐かしい記事を読みました。それは阪急宝塚線庄内駅近くにオープンしたパン屋さんの記事です。関西で暮らしたことのある一定の年令以上の方には、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。「パルナス パルナス モスクワの味♬」という、なんとも哀愁を帯びたCMソングを。
ゆで卵と玉ねぎ、ミンチを混ぜ合わせて具として味付けし、生地で包み込み、丸い形にして油で揚げた「ピロシキ」が「パルナス」です。記憶のかなたに「リボンの騎士」のCMのときに流れていたように思います。ちなみに「リボンの騎士」の原作者、手塚治虫先生も宝塚市の出身です。
昭和から平成にかけて200店舗以上もあった販売店も、競争激化により平成14年にパルナス製菓は会社を清算。唯一、その味を伝えていた阪神尼崎駅の「モンパルナス」店もコロナの影響で昨年売上は激減しました。一時は閉店間際まで追い込まれたのですが、なんとか条件に合う場所を探していたところ、豊中市庄内に理想の場所を見つけ、このたびリニューアルオープンの運びとなったとのことです。また豊中市は昔、パルナス製菓の本社工場もあったゆかりの地だそうです。
昭和の香りを今に伝えるパルナス。仕事帰りに立ち寄ってみたくなりました。
パルナス♪パルナス♪
教室の毎日
21/06/28 19:30