『堺と京都からその周辺一帯にかけて、極めて異常で恐るべき地震が起こった。それはかつて人々が見聞きしたことがなく、往時の史書にも読まれたことの無いほどすさまじいものであった。日本の諸国でしばしば大地震が生じることはさして珍しいことではないが、本年の地震は桁外れに大きく、人々に恐怖と驚愕を与えた…』

まるで東北地方を襲った東日本大震災のような記述ですが、これは天正13年（1585年）11月29日に発生した、現在の中部・近畿地方にまたがる巨大地震、いわゆる天正大地震についてイエズス会の宣教師ルイス・フロイスが書き残した記録です。

当時の日本は、戦国の世を豊臣秀吉が天下統一した頃。自分に歯向かうだけの勢力を持つ徳川家康は、秀吉にとって目の上の瘤。秀吉は有力な家臣団に家康を討つ書状を送っていました。

そのわずか10日後の大地震でした。これにより家臣団や領地に大打撃を受けた秀吉は家康討伐を諦めたとの事です。しかしこの時、家康はお家騒動の只中で、もし秀吉軍が徳川征伐を行っていたら家康は滅ぼされていた可能性が高いとは後の歴史家たちの意見です。

もしかすると、天正大地震がなければ、その後300年続く徳川幕府の江戸時代はなかったのかも知れません。そんなことを想像することが歴史好きにはたまらないのでしょう。

今日のライズ。第一は『運動遊び』そして第二は『SST』です。

飛び石や一本橋渡りなどでバランス感覚を養いながら身体を動かしました。ぐっと冷え込む日が続いていますがそんなことお構いなしのようにライズのお友達はみんな元気ですね。お部屋の熱気でこちらも汗をかきそうです。

第二の『SST』はリサイクルについて考えます。ゴミは正しく分別すれば資源になってみんなのためになるけど、無責任に捨てるだけだとただのゴミです。特にプラスチックは永久的にゴミとして地球上に残ったまま。ちょっとの手間を惜しまずに分別することが地球とみんなの未来へ繋がるんだね。

その後みんなで近くのコンビニ回収機にペットボトルを持って行きました。もちろんラベルとキャップを分別してね。

こまめに手洗い。いつも消毒。そして距離も測りましょう。明日も元気でライズで会いましょう。