前回、「パソコン」が「パトコン」や「パコソン」に、「とうもろこし」が「とんぼろし」になってしまうお子様のお話しをさせていただきました。
発音が不明瞭というお子様の中には、音韻認知が苦手なお子様がいます。音韻認知とは、言葉の音に対する意識のことで、頭の中でことばの音を操作する力のことです。例えば、「さかな」は、水の中に泳ぐ生き物で、焼いたりして食べるものですが(魚の意味)、音に注目してみると、「さ.か.な」と3つの音でできていて「さ→か→な」と音を順番に並べることが出来ます。音韻認知の力がつくと、このように音の数が分かり音の順番が分かるようになります。
音韻認知が弱いと、頭の中の音のイメージが曖昧になります。その結果、口の動きに問題がなくても(構音障害がなくても)、例えば「さかな」を「しゃかな」と言うような発音の誤りが起こりやすくなります。「さ」と「しゃ」の音の区別がつきにくいため、自分の誤りに気が付かないのです。また、「テレビ」が「テ」と「レ」と「ビ」の音からなるのは分かっていても、音の並べ替えに失敗して「テビレ」となってしまうこともあります。こうしたお子様は、音韻認知が高まると発音がはっきりとしてきます。
さらに、ひらがなは1つの文字に1つの音が対応しているため、音韻認知はひらがなの読み書き学習の基礎になります。
音韻認知はどのように発達するのでしょうか?
赤ちゃんはお母さんの声をお腹の中で聞いています。生まれてしばらくすると「あ〜う〜」など喃語が出てきて、1歳ぐらいになると、初語があります。その頃は、ブドウを「ぶ〜」といったり、リンゴを「ごっ」と言ったり、言葉の一部をなぞってお話する時期です。
たくさん言葉を覚えたら、4歳前後には「さかな」という言葉が「さ.か.な」と3つの音からできているとわかります。じゃんけんをして、グーで勝つと「グリコ」、パーで勝つと「パイナップル」、チョキで勝つと「チヨコレート」など音の数を数えて遊ぶゲームがありますが、4、5歳になるとできるようになります。
5歳過ぎには、「最初の音」と「最後の音」など音の順番がわかるようになることで、しりとりが出来るようになります。さらに、6歳を過ぎると、言葉を逆さまから言う「逆さことば」、言葉の一部を取り除いて言う「言葉の引き算」(ミカンからミを引くと→カン、さくらからさを引くと→さら)など、複雑な音韻操作ができるようになります。
言葉の発達は個人差が大きいので、音韻発達の年齢もあくまで目安です。そのため年齢ではなく、今お子様がどの段階にいるのかを考えることが大切です。
音韻認知を高めるクイズやゲームの例として、
① ことばの音の数をあてる
② 「『あ』から始まるものは?」などの言葉探し
③ しりとり
④ 逆さことば
⑤ 言葉の引き算
があります。①から順番に難しくなります。
その時々の発達段階で、楽しみながらことば全体の発達が促されると良いですね。
お子様の発音など、不安なことがあれば是非一度CoreMoreに相談にいらしてください。(言語聴覚士N)
発音が不明瞭というお子様の中には、音韻認知が苦手なお子様がいます。音韻認知とは、言葉の音に対する意識のことで、頭の中でことばの音を操作する力のことです。例えば、「さかな」は、水の中に泳ぐ生き物で、焼いたりして食べるものですが(魚の意味)、音に注目してみると、「さ.か.な」と3つの音でできていて「さ→か→な」と音を順番に並べることが出来ます。音韻認知の力がつくと、このように音の数が分かり音の順番が分かるようになります。
音韻認知が弱いと、頭の中の音のイメージが曖昧になります。その結果、口の動きに問題がなくても(構音障害がなくても)、例えば「さかな」を「しゃかな」と言うような発音の誤りが起こりやすくなります。「さ」と「しゃ」の音の区別がつきにくいため、自分の誤りに気が付かないのです。また、「テレビ」が「テ」と「レ」と「ビ」の音からなるのは分かっていても、音の並べ替えに失敗して「テビレ」となってしまうこともあります。こうしたお子様は、音韻認知が高まると発音がはっきりとしてきます。
さらに、ひらがなは1つの文字に1つの音が対応しているため、音韻認知はひらがなの読み書き学習の基礎になります。
音韻認知はどのように発達するのでしょうか?
赤ちゃんはお母さんの声をお腹の中で聞いています。生まれてしばらくすると「あ〜う〜」など喃語が出てきて、1歳ぐらいになると、初語があります。その頃は、ブドウを「ぶ〜」といったり、リンゴを「ごっ」と言ったり、言葉の一部をなぞってお話する時期です。
たくさん言葉を覚えたら、4歳前後には「さかな」という言葉が「さ.か.な」と3つの音からできているとわかります。じゃんけんをして、グーで勝つと「グリコ」、パーで勝つと「パイナップル」、チョキで勝つと「チヨコレート」など音の数を数えて遊ぶゲームがありますが、4、5歳になるとできるようになります。
5歳過ぎには、「最初の音」と「最後の音」など音の順番がわかるようになることで、しりとりが出来るようになります。さらに、6歳を過ぎると、言葉を逆さまから言う「逆さことば」、言葉の一部を取り除いて言う「言葉の引き算」(ミカンからミを引くと→カン、さくらからさを引くと→さら)など、複雑な音韻操作ができるようになります。
言葉の発達は個人差が大きいので、音韻発達の年齢もあくまで目安です。そのため年齢ではなく、今お子様がどの段階にいるのかを考えることが大切です。
音韻認知を高めるクイズやゲームの例として、
① ことばの音の数をあてる
② 「『あ』から始まるものは?」などの言葉探し
③ しりとり
④ 逆さことば
⑤ 言葉の引き算
があります。①から順番に難しくなります。
その時々の発達段階で、楽しみながらことば全体の発達が促されると良いですね。
お子様の発音など、不安なことがあれば是非一度CoreMoreに相談にいらしてください。(言語聴覚士N)