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数の理解

先日来所した男の子。コインの数を一生懸命数えています。「イチ・二・サン・・・・」途中で、指差しと数唱(数を唱える)がバラバラになってしまっています。そこで一緒に指差ししながら数を数えてみました。すると、「ナナ」と上手に数えることができました。 ところが、「何個?」と尋ねると、元気よく「10個!」と答えてくれました。さて、この男の子の数の理解は今どんな段階にあるのでしょうか? さて、数の発達の進み方には個人差がありますが、おおむね以下のような順序でステップアップします(年齢はあくまで目安で、個人差があります)。 1. 概測量の時期(2歳後半以降) •言葉で「大きい・小さい」「多い・少ない」「たくさん」といった量の違いを感覚  的に区別し始めます。 •「イチ、ニ、サン」と言葉にする「数唱」しますが、数えるときに言葉と指の動きが ズレたり、同じものを何回も数えたりします。 2. 1対1対応ができるようになる(3歳以降) •その後、「モノ1つ」に対して「数詞1つ」を正しく当てはめて数えられるように なります(1対1対応)。 3. 「数=量」が一致し、基数性を獲得し、数の概念が発展(4歳以降) •数が増えると、量が増えることを理解し、5以上の数でも「最後に数えた数字が全体 の量」だときづきます(基数性の獲得)   •「5個ちょうだい」と言われたら、5個でピタっと手をとめられるようになります。 4. 抽象化と数の合成・分解(就学前)   •数字並べができるようになり、数唱が100までできるようになります。 •目の前に具体的なモノがなくても、頭の中で「3と4を合わせたら7」といった数の 合成や分解ができるようになります。 •形や並び方が変わっても、全体の量は変わらないという「数の保存概念」が少しずつ 育ち、小学校の算数(たし算・ひき算)のスムーズな移行へとつながります。 数の理解には、実は色々なステップがあります。もしお子様が「数が覚えられないな」、「数えるのが苦手だな」と悩んでいる保護者の方がいらっしゃったら、是非1度、CoreMoreにご相談ください。 さて、上のお子さんは、数唱はできるので、まず1対1の対応を確実にし、数えた最後の数が全体の量になっているという基数性の獲得が必要となっていきます。(言語聴覚士N)

【新規募集中!OT/ST支援】療育ポータルスタジオ Core More(これもあ)/数の理解
CoreMoreが大切にしていること
26/08/08 15:28 公開

PECS®にある9つの重要なコミュニケーション機能

前回に続き、コミュニケーションの機能、役割についてお話したいと思います。 さて、みなさんはPECS®をご存じですか?PECS®は、自閉スペクトラム症など言語発達に遅れのある子どもや成人のための「絵カード交換式コミュニケーションシステム」です。 応用行動分析(ABA)の概念を基に1985年にアメリカで開発されました。単に絵カードを並べるだけでなく、「自発的な意思伝達」を最優先に指導する点が最大の特徴です。導入するにあたっては、応用行動分析をベースにした、効果的な褒め方や間違いを教えなおす手順がマニュアル化されており、ワークショップ(ピラミッド教育コンサルタントオブジャパン(株)が主催)で学習する必要があります。 さて、そのPECS®のマニュアルの中に、9つの重要なコミュニケーション機能の説明があります。 ごくごく簡単に紹介すると、 表出: ①強化子(学習者が大好きなもの)の要求      ②援助の要求      ③休憩の要求      ④拒否(いいえ)      ⑤肯定(はい) 理解:⑥強化子の遅延/消失に応じる→「待って」/「だめ」に応じる      ⑦活動間の移行      ⑧指示に従う      ⑨スケジュールに従う の9つです。 不適切な行動(泣く、大声を出す、地団太を踏む、だれかを叩く)ではなく、 ① 欲しいものを伝えられるか ② 困ったときに「手伝って」と言ったり、幼児なら大人に実物を持っていったり      できるか ③ 疲れた時などに「休みたい(休憩したい)」と伝えられるか ④ Noが言えるか ⑤ Yesが言えるか ⑥ 欲しくても、しばらく待つことができるか、あるいは、ダメと言われたら止める     ことができるか、代わりの物で我慢できるか ⑦ 次の活動へ切り替えができるか ⑧ 視覚的な指示や口頭の指示に従って行動できるか ⑨ 時間割通りに活動に参加できるか   未就学児では、まだ獲得が難しい機能もありますが、PECS®の重要なコミュニケーションと位置付けられているこれらの機能を獲得することはとても大切です。発語があってもなくても、これらの機能が使えると生活が概ねスムースになります。不適切な行動は、コミュニケーションが取れないことが背景にあると言われています。 もし、お子様の癇癪行動に悩まれている保護者の方がいらっしゃったら、一度CoreMoreまでご相談ください。(言語聴覚士N)

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26/08/01 09:58 公開
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