こんにちは。古賀です!
じめじめ雨はいつまで続くのでしょうか・・・
気分も湿ってきちゃう天気が続いていますが、UNIMOは今日も元気いっぱい活動しています!!
さて、今日はUNIMOで行っている『感覚統合』について少しお話しします。
UNIMOに通うお子様に多いご相談。
○落ち着きがなくじっとできない
○体幹が弱くふらふら歩く、姿勢が悪い
○手先を使った細かな作業が苦手
○行動が衝動的、物の扱いが雑 などなど・・・
では、このような特徴が表れている原因は何でしょう??
UNIMOではこの原因を
【脳に入ってくる様々な感覚情報を “交通整理” する働きの未発達】と考えています。
よって、この感覚情報の発達を促し、交通整理(脳が身体の内部や外部から絶えず入ってくる感覚刺激をまとめる)しましょう!!
というのが、【感覚統合】です。
人間は様々な【感覚】の中で生きています。
【視覚】や【聴覚】は検査などもするので状態も分かりやすいですよね。
ところが、非常に分かりにくい感覚が、【前庭覚】【固有覚】【触覚】と言われる感覚です。
【前庭覚】は簡単に言うとバランス感覚。地球に対して自分の傾きを感じたり、揺れや加速を感じる感覚です。
この前庭覚があるから、私たちは垂直に姿勢を保ち、傾いた時には姿勢を戻そうとしたり、姿勢をキープすることができます。
では、この前庭覚が鈍麻(感じにくい)と・・・?
自分の傾きが分かりにくいので、転びやすかったり、姿勢を保てなかったり、座っている時に椅子をガタガタ揺らすなどじっとしていられなかったり。。。前庭覚は視覚情報処理にも密に関わってくるため、目で何かを追うことが難しかったり、目と身体の協調運動が苦手だったりします。
逆に、前庭覚が過敏だと・・・?
自分の体勢の変化が非常に怖かったり、高いところや揺れる物が苦手。日常生活の中で恐怖を感じていることが多い場合があります。この場合、無理に「頑張れ!」では子どもの気持ちを傷つけてしまうだけなので注意が必要です。また、幼児期の遊びが狭まり、発達に必要な様々な運動を避けてしまうことで、身体の発達に影響がでてしまいます。
そこでUNIMOは運動プログラムを通して、この前庭覚へのアプローチを行います。
トランポリンやブランコ、すべり台は分かりやすいメニューかと思います。跳んだり、揺れたり、スピードを感じるメニューですね。
他にも鉄棒やマットなど、様々な運動を通して前庭覚の発達を促しています。
もちろん、過敏のお子様に無理はさせません。怖くない範囲で少しづつ感覚を入れています。
「ウロウロしていないで、ちゃんと座って集中しなさい!!」
そう言われ続けてしまうお子様も、座る前に数分、思いっきり走ったり回ったり、跳んだりして前庭感覚をいっぱい入れてあげると、スムーズに座って集中できることがあります。
もちろん、人間はそんな単純ではないので、前庭覚だけを満たしてあげれば落ち着けるとは言えません。
でももし、走り回ったり、ぴょんぴょん跳んでいたり、ぐるぐる回ることを好んでいたら、「やめなさい!」ではなく、十分に感覚を入れさせてあげるような支援をしてみてください。足りない【前庭覚】を自分で補填しているのかもしれません。
今日は【前庭覚】のお話しをしました。【固有覚】、【触覚】などについては、また後日。。。
7月26日(金)・30日(火)・8月2日(金)に行う体験会では、感覚統合のお話しをさせていただきながら、UNIMOで行っているプログラムをご紹介します!
ご興味のある方はご連絡お待ちしております☆
感覚統合理論について
教室の毎日
19/07/22 09:52