こんにちは、LITALICOジュニア高槻教室スタッフです。
先月から、発達に関連するコラムが始まっております!
1月前半のテーマは『運動発達に大切な“感覚”について②』です。
一般的に、五感と言えば、「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚」の5つを思い浮かべるのではないでしょうか。その五感ももちろん大切なのですが、“運動発達に特に大切な五感”は、「視覚・聴覚・触覚」に加え、「前庭感覚・固有感覚」の5つであると言われています。「前庭感覚」と「固有感覚」。もしかしたら、あまり聞き馴染みがないかもしれません。しかし、とっても大切な感覚で、お子さまはもちろん、お父さまやお母さまも、日ごろから誰もが感じている感覚なのです!今回は、「固有感覚」について取り上げてみたいと思います。
固有感覚とは、簡単に言うと「ぐっと筋肉に力を入れてふんばる感覚」です。この感覚をたくさん感じている瞬間は、ジャンプの後に着地するとき、重いものを持ち上げるとき、豆腐を崩さずに箸でつかむときなどです。
筋肉や関節が受容器となり、体の位置や動き、力を感知し、固有感覚を感じることができます。
固有感覚には、力を加減する働き、運動をコントロールする働き、姿勢を保つ働き、バランスをとる働き、情緒を安定させる働き、ボディイメージの発達を促す働きがあります。
上記の写真のように、ジャンプして着地した瞬間、重力を感じるのも、固有感覚が働いている証拠です!
(ちなみに、前回のコラムでお伝えしたように、椅子から飛び上がった瞬間は、浮遊感を感じ、前庭感覚が働いています。)
お子さまが抱っこやジャンプを好んだり、ちょっと苦手だったりする場合がありますが、固有感覚を使っている証拠なのかもしれません。
これらの感覚の発達に課題があったとしても、まだ発達途上であることがほとんどです。一つ一つの感覚は、他の感覚と相互に作用しながら発達していくため、お子さまにたくさんの経験を積んでいただけるよう、LITALICOジュニアでも取り組んでいきたいと思っています!
【定期コラム】運動発達に大切な“感覚”について②
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22/01/05 13:39