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【定期コラム】『言葉を話せるようになるプロセス』

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こんにちは!LITALICOジュニア高槻教室です。

保護者さまのお悩みの一つに「発語がないこと」があります。
今回は「言葉を話せるようになるプロセス」というテーマでお話します。

発語に関して一般的に言われているのは、最初に50語程度の語彙を表出できるようになり、その後、語彙爆発期が訪れて発語ができるようになるということです。

発語ができるようになるためには、
①聴覚に問題がないこと
②言われたことばを理解して相手に伝えようとすること
③お口の筋肉を動かせること
3つの条件を満たしている必要があります。

それでは、発語のないお子さまに対して大人はどのように関われば良いのでしょうか?
大人が発語のないお子さまに関わる際に大切なのは、お子さまが他者意識を持てるように関わることです。

他者意識を持つためには、まず自分の周りに人がいることに気づき、人とのやりとりが楽しいと感じることが必要です。これらは、お子さまが好きな遊びを通じて徐々に身につけることができます。

例えば、お子さまの好きなおもちゃや関わりで遊んでいる時に、大人の目の横でおもちゃを見せることで、アイコンタクトを取る練習をすることができます。

また、大人と一緒に遊んでいる中で、お子さまがした動作を真似することも有効です。一緒に遊んでいる大人から様々な反応が返ってきて楽しい、面白いと思える経験を積んでいきます。
これによって、お子さまは徐々に「人といると楽しい」という気持ちを持つようになり、相手に伝えたいと思うようになるでしょう。

つまり、発語がないお子さまに関わる際には、お子さまの興味や好きな遊びに寄り添いながら、相手との関わりを楽しむことが重要です。徐々に他者意識が育まれ、発語の促進につながるでしょう。

次回は、「無発語のお子さまの療育で取り入れていることや、ご家庭でも取り入れられること」についてお伝えします。

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