こんにちは(^^)/深谷駅前教室です。
今回のテーマは前回に引き続き、「質問に答える」です。
参考に、前回のブログもご覧ください。
さて、質問の中には「はい」「いいえ」で自分の意思を相手に伝えるタイプのものがあります。
このスキルを身に付けることで、簡単な会話のやり取りができるようになります(*'ω'*)
バンブーハットキッズでは、クイズ形式で質問に挑戦してもらっています。
例えば、昆虫が好きなお子さんであれば、
クワガタのカードを見せながら、「これはカブトムシ?」と質問します。
物の名前を知っているお子さんの場合は、「クワガタ」と答えてくれます。
その通り!正解ですね(゚д゚)!
ただし、ここでの課題は、「そうだよ」又は「ちがうよ」という返答です。
なぜか?
正しい答えを言っているからよいのではないか・・・
確かにこの質問であれば、問題ないかもしれません。
ここがポイント!
こんな場面があったらどうする?を解決するための療育
例えば、将来的にこんな場面があったら?
先生「これは、○○ちゃんのカバン?」
お子さん「・・・」
先生「ちゃんと答えなさい!」
ちょっとした場面ですが、先生が持っているのは、誰のかわからないカバンです。
自分のではないけれど、答え方が分からない・・・
こんなときに、「ちがうよ」と一言いえることでグッと楽になるはずです。
他にもこんな場面で・・・
母「今日はブランコであそんだの?」
お子さん「そうだよ」
母「今日は雨が降ってなかった?」
お子さん「そうだよ」
母「???」
残念ながら、正しい情報を相手に伝えることが難しい状況になってしまいました。
こんなときも、「そうだよ」と「ちがうよ」の使い方が分かっていれば、会話のやり取りが楽しくなりますね(*^^)v
将来的にお子さんが困らないためにどんなことが必要なのか。
どの行動を増やしたいのか、ターゲット行動を決めて支援に取り組んでいます。
また、「はい」「いいえ」の概念は、こんな場面でも活用できます。
行動の随伴性で説明すると・・
(行動の前)「こちょこちょしていい?」
↓
(行動)「うん」
↓
(行動の後)こちょこちょしてもらえる
例のように、「うん」と答えることでよいことが起こります。
反対に、こちょこちょしてほしくないときには、「いや」と答えることで、自分にとって嫌なことを回避することができるようになります。
自分の意思を相手に伝えることで、相手からの反応も変化します。
メリットを得られたり、デメリットから回避できたり・・
本人にとって良い状況が手に入るので、返事をする行動が増えていきます。
これが、会話のコツです。
会話のやり取りを増やすための支援は、アプローチの方法がたくさんあります。
でも、原則はどれも一緒です。
本人にとって良いことが起こる環境を意図的につくることで、行動を増やします。
お子さんの将来のための療育プログラムを実施中です(^^♪
バンブーハットベースホームページをご覧ください🎶
https://www.bamboohat-base.net/
会話のコツを覚えよう!はい?いいえ?
教室の毎日
20/12/04 18:41