こんにちは!
バンブーハットキッズ深谷駅前教室のST(言語聴覚士)です。
9月に入り、秋がすぐそこまできていますね!夜は涼しくて快適ですね(^ω^)
深谷駅前教室では発語トレーニングを主として支援を行っています。
言葉を発するためには、50音といわれる音、さらには促音(っ、ッ で表される音)や拗音(きゃ、しゃ など)など、さまざまな音を出せるようになる必要があります。
相手の発した音を真似する(音声模倣)トレーニングを行いながら発語へと導いていくのですが、そもそもどのようにして音を作り出しているのでしょうか(・・?
今回は、STの視点から、発音のしくみやご家庭で取り組めるトレーニングについて、お話してみようと思います(^_^)v
お子さんの支援をしている中で「さしすせそ」「たちつてと」の発音が苦手なお子さんを見かけます。
また、保護者様からも「うちの子の発音が気になります」「さ行、た行の音が上手く出せないみたい」というお話もお聞きします。
という訳で、今回は、「さしすせそ、たちつてと」の音を作っていくトレーニングの一部を紹介します。
赤ちゃんは、「まま」「まんま」、「ばあ」と唇で出す音から獲得していきますね。
日本語の音声は、唇、歯の裏、歯茎、硬口蓋(口の中の上)、軟口蓋(喉の入り口)、喉を使って、音を作っています。
さ行が苦手な子は、舌を歯茎の裏に、ベタっとくっつけたまま話す癖がついていることが多いです。
た行が苦手な子は、舌を歯茎の裏に、くっつけずに話す癖がついていることが多いです。
うまく発音できない理由は、どちらも口の中での舌の位置、舌の使い方がポイントなのです!
そんな時は、まず舌の体操をやってみます。
「べー」とどのくらい出せるかな?
何秒くらい出せるかな?何回くらい出し入れできるかな?
左右に何回動かせるかな?どのくらい速くできるかな?
10回できたら、目標は20回連続!!スピードアップしたらどうかな?
20回できたら、30回はどうかな!?
舌で上唇を触れるかな?舌で唇の内側をクルクル周れる?反対周りは?
と繰り返し行っていくうちに、口や舌の筋肉を鍛えています。
ゲーム感覚でできると良いですね♪
それから、舌を動かす前の口の体操も大事です!
口をどのくらい大きく開けられるかな?唇をぎゅっと閉じていられるかな?
何秒くらいスプーンを加えていられるかな、先生やママと勝負!!次は楊枝?ストロー?何を使う?
うまくできなかった子も、だんだん上手になっていきます!
口の周りには口輪筋という筋肉がグルっと走っています!口を大きく開けたりギュッと閉じたりすることで口輪筋が鍛えられます。
お家でもコツコツと練習をすると効果がすぐでるかもしれません!!
昔から、「おやつにスルメがいいよ」ってきいたことありますよね?
よく噛むことは顎の咬筋を鍛えるのに効果的!
するめの他にも、おすすめのおやつとして、昆布、アーモンドフィッシュ、芋けんぴ、にんじん野菜ステックも良いですね!フランスパンもおすすめです!
おかずに、きんぴらごぼうなんかもよく噛むのでいいですね!!
筋肉は鍛えていくと効果あり!
口の周りや舌、顎の筋肉を鍛えることでそれぞれを自由に動かせるようになります!自分の思った通りに動かしやすくなるのです💡
発音しやすくする、より相手が聞き取りやすい発音に近づけるためにも、遊びや食事の中で楽しく♪鍛えていけると良いですね☆
トレーニングと聞くと、つい回数を重ねてしまい頑張ってしまいがちですが・・・
次もトレーニングがんばろう!となるように
トレーニング自体が楽しい時間になるように、また、トレーニングの後にはお子さんにとって楽しいこと、嬉しいことが起こるような環境を作ることも忘れずに(^_-)-☆
口や舌の体操は、発音を良くすること以外にもメリットがたくさん!噛むと唾液が出るので、胃腸の働きをたすけます。唾液のおかげで虫歯予防にも!味覚の発達も、脳の働きも良くなり、満腹感も得られます。。。と、
話始めると、長くなってしまうので、今日はここまでにしますね(^^)/
口まわりや舌をよく動かす、遊び、おやつタイムぜひお試しくださいね!
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発音が気になる・・・ご家庭でできるトレーニングお伝えします💡
教室の毎日
22/09/02 18:32