こんにちは。てらぴぁぽけっと東川口教室です。
今日のテーマは「ゲームとABA」!
じつはてらぽけセラピーの軸であるABA(応用行動分析)は、
ドラクエやFFでおなじみのRPG(ロール・プレイング・ゲーム)との
共通点がたくさんあるんです🎵
RPGの基本的な流れは、様々な敵を倒しながらステージを進み、
最後に“ラスボス”を倒してクリア!というもの。
そのプロセスの中で、プレイヤーは能力を上げてレベルアップをしたり
強いアイテムを手に入れたりしながら数々のミッションをこなしていきます。
最初からラスボスに会うことはできず、仮に遭遇したとしても
レベル1のプレイヤーでは倒すことはできません😢
ラスボスを倒すには、過程を経てレベルを上げることが必要です。
ステージが進むごとに敵は強くなるけれど、
プレイヤーも経験値を積んだり強い武器を手にすることで、
最後にはラスボスに勝つ力を手に入れることができます!
さて、ABAでは「課題分析」「スモールステップ」という言葉を使います。
「課題分析」は課題(身につけたいこと)を細かく分けること、
「スモールステップ」は小さな段階を積み重ねることです。
たとえば【ドアを開けてほしいときに「あけて」というスキル】を
「課題」としましょう。
この「課題」を「分析」すると、
①【欲しいときに声を出す】②【「あけて」と発声する】と分けられます。
さらに、①は【欲しいものを認識する】と【声を出せば相手に伝わることを知る】に、
②は【「あ」「け」「て」それぞれの音を発声する】というふうに
もっと細かく分けることができます。
どのくらい細かく分けるかは、お子さまによって変わってきます。
そうして「課題分析」ができたら、
次は“どの順番でクリアしていくか”を考えます🙄
最初のステップは、「ちょっと頑張ればできそうなこと」を設定するのがコツ。
これがとても難しいのですが…💦
ともあれ、“ちょっと頑張ればできる段階”を成功させ、
徐々に難易度を上げて小さな“ミッション”をひとつひとつクリアしていくのが、
ABAを用いたてらぽけ式セラピーの考え方です😊
これぞ、まさにRPG!
ザコ敵を倒し、中ボスを倒し、レベルアップしながらラスボスにたどり着く。
ラスボス、つまり【ドアを開けてほしいときに「あけて」というスキル】は、
数々の敵(例:声を出す。「あ」と言う。「け」と言うetc.)との勝利を
着実に積み重ねていく「スモールステップ」によってこそ
身につけることができるんです💡
てらぽけのセラピストは、日々お子さまの行動を「課題分析」し、
「どの段階ならできるかな?」
「この課題はどんなスキルが組み合わさっているのかな?」などを
考えています。
直接は関係なさそうなことでも、それを一歩一歩クリアしていくと
やがて大きな課題・難しい課題もできるようになります(*^-^*)
てらぽけ理念である、
「段階別のセラピーを たくさん・小さく・確実に」。
わたしたちは、これを地道に丁寧に繰り返しながら、
お子さまのご成長のお役に立てればと考えています。
最後に豆知識をひとつ✨
“ちょっと頑張ればできる段階”をカッコよく言うと、
【発達の最接近領域】という言葉になります。
「明日のカンファレンスでは
Aちゃんの○○における発達の最接近領域をディスカッションするわよ」とか??
なんだかすごく頭良さそうですね(゚Д゚;)
いつかサラリと言ってみたいものです💦
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ゲームとABAは同じです!?
ABA(応用行動分析)
21/06/22 21:46