こんにちは。てらぴぁぽけっと東川口教室です。
2ヶ月以上ご無沙汰しておりました💦
今回のテーマは、「同じに見えて、じつは違う行動⁉」です(*^-^*)
昨年8月のブログで、【メガネをかける理由】をABAと関連付けて
お話したことを覚えていらっしゃいますか❓
ちょっと復習しましょう。。。
普通に考えると、【メガネをかける理由】は「目が悪いから」ですね。
でも、ABA的な【メガネをかける理由】は、「よく見えるようになるから」。
行動の理由は行動の「結果(よく見える)」にある、
というお話でした。
さて、少し話は変わります。
生活の中で、電気を「消し忘れる」ことってありますよね。
では、電気を「つけ忘れる」ことは・・・❓
「トイレの電気、消し忘れちゃった!」はよく聞きますが、
「トイレの電気をつけ忘れちゃって💦」というセリフは
あんまり聞かないと思います。
しかし、どちらも「電気のスイッチを押す」という
見かけ上は“まったく同じ行動”です。
同じ行動なのに、なぜ一方は忘れやすく、
もう一方は忘れないのでしょう((+_+))
これは、先述の「行動の理由は“行動の結果”にある」という
ABAの考え方に関係しています。
電気をつけた後の“結果”を、分かりやすく「メリット」とします。
電気をつけるメリットは「明るくなってよく見えるようになる」です。
トイレが暗いままではとても不便ですよね😱
それでは、電気を消すメリットは何でしょう・・・🤔
一般的には「電気代が安くなる」「環境にやさしい」などでしょうか。
このように、どちらの行動にもメリットは存在します。
にもかかわらず“忘れやすさ”に差が出てしまうのは、
「行動の後にくるメリットが、その行動を維持するのに充分であるか」に
関係していると考えられます💡
「電気のスイッチを押す」という行動の後には、
「大きなメリットがある場合」と「小さなメリットしかない場合」があります。
スイッチを押して電気をつけると明るくなる、見やすくなる、という事実は、
生活をしていく上で大きなメリットと感じる人が多いと思います。
一方、スイッチを押して電気を消すのは基本的にトイレから離れる時ですから、
消した後の効果を体感することがほとんどありません。
メリットである電気代を実感するのはしばらく先ですし(しかもごくわずか)、
ましてや環境問題ともなると実感することが難しく、
電気を消すメリットをどうしても感じにくくなるのです😢
得られるメリット(明るい・見やすい)が大きければ
その行動は持続されますが、
メリット(電気代・環境)が小さいと行動は持続されません。
そう考えると、同じ行動なのに忘れたり忘れなかったりすることがあるのも
なんとなく納得していただけるのではないでしょうか😊
一見同じに見える行動でも、得られるメリットが違うと
忘れやすさや好き嫌い、頻度が大きく異なります。
これはお子さまの行動にも当てはまることです。
お子さまの良い行動を増やしたい時には
その行動後に出てくるメリットを大げさにしたり分かりやすくする、
逆にお子さまの困った行動を減らしたい時には
行動後のメリットを“得られないように”する…といった
テクニックが重要ですね✨
行動後のメリット、皆さんも考えてみてください。
いろんな発見があるかもしれませんよ👀
★お電話は月曜から土曜の午前9時~午後6時の受付となっています。(祝日もOK)
★メール(24時間受付)は下の「問い合わせフォーム」または terapoke.minaura@gmail.com までご連絡ください。
確認後、すぐにご返信いたします。
トイレの電気を・・・!!??
ABA(応用行動分析)
21/10/13 16:56