こんにちは。てらぴぁぽけっと東川口教室です。


写真をご覧ください👀
どこにでもある普通のボールペンですね。
コンビニや100均で売られているような、
何の変哲もない“ただのボールペン”です🖊

さて、皆さんはとある文房具店でアルバイトをしています。
鬼店長👹から「このボールペンを1000円で売りなさい！」と言われたら
どうしますか？
ボールペンの魅力を最大限に伝えようとしますよね。

「とても書きやすい！」「持ちやすさ抜群！」と機能をアピール？
「きれいな青色です！」「スケルトンでおしゃれ！」と見た目で勝負？？
それとも「幸運をもたらすボールペンです✨」と反則ワザ！！？

う～ん。。。
ちょっとやそっとの売り文句では、
“ただのボールペン”を1000円で買ってくれるお客さんはいなさそう((+_+))


では、こんな風に言ってみたらいかがでしょうか。

『サインを書いてくれたら2000円差し上げます＼(^o^)／』

つまり、お客さんは
①1000円でボールペンを購入する
②購入したボールペンでサインを書く
③2000円もらえる
③結果、サインを書くだけで1000円儲かる
…というメリットが得られます。

現実的には考えにくいことですが、この提案であれば多くのお客さんが
「ボールペンを1000円で買う」という行動をしてくれるでしょう。
これで鬼店長👹もニッコリです。
※実際はお店が損するのですが、そこはスルーでお願いします💦

この話のポイントは、相手の「ニーズ（メリット）」をつくりだすこと。
どんなに素晴らしい商品でも、お客さんが「欲しい」「必要だ」と思わないと
なかなか購入には至りません。


じつはこれ、てらぽけのセラピーにも共通するところがあります。

随分前になりますが、以前のブログ（R2.2.22）で
【要求語の促し方】をお伝えしました。
「お子さまが大好きなもの」を活用して
お子さまにとって高いニーズをつくりだせば、
要求語が出る確率は大幅にアップする…といった内容です。

たとえば「めったに食べられないお菓子」と「いつも食べているお菓子」だったら、
前者のほうがお子さまも「ちょうだい」と言いたくなりますよね🍬
ただ「『ちょうだい』と言うんだよ」と促すのではなく、
思わず声が出てしまうような“高ニーズ”のごほうびを利用することで、
お子さまに大きな負担をかけずに要求語を引き出すことができます☆彡

大好きなお菓子をたま～に…それこそ要求語の練習時だけに限定してあげると、
めったにもらえないレアなお菓子が食べられるということで
よりがんばってくれるかもしれません(*^-^*)

このように、あげる物の条件を変えることで
行動に影響・変化を与えることをＡＢＡでは【確立操作】といいます。
同じお菓子でも、おなかペコペコの夕食前と満腹状態の夕飯後では
「食べたい気持ち」の強さは変わってきます。
てらぽけのセラピーでも、要求の度合いをコントロールしながら
良い行動が起きやすい状況をつくりだす【確立操作】を実践しています💡


ＡＢＡではお子さまの「行動」に焦点を当てますが、
その周りの「環境」にも注目しています。
環境とは、家や園など物理的なことだけでなく、
ご家族の様子や関わり方なども含まれます。
わたしたちは、様々な環境を考えて、検証をして、工夫をして、
お子さまのご成長のお手伝いをしています😊
てらぴぁぽけっとやＡＢＡにご興味をお持ちになりましたら、
どうぞお気軽にお問い合わせください。



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