11月にチームに加わった、ST(言語聴覚士)のとも子先生をご紹介します。"ことば″、は「首から上の出来事」と言われることもありますが、とも子先生のお子さんの身体全体、感覚統合からみてゆく考え方は、チームのかなめになっています。専門職の先生と日常的にお子さんと近くで過ごしている児童指導員の連携が大切です。先生の研修は笑いがいっぱい。
何より"楽しい、ワクワク!″を全力で探すとも子先生のモチベーションに、教室がぱっと明るくなっています。
・・・実は、私は元々理系女子で、「物事の真理を極めたい」という動機で、電子の振る舞いなどを研究していました。けれど、私自身が、子育てをする中で、子どもが発達する素晴らしさに感動し、ことばやコミュニケーションの発達に関わる仕事をしたいと思うようになり、文転し、ST(言語聴覚士)の国家資格をとり、再スタートをしました。
療育センターで、重症心身障害児・者の方から軽度・グレーゾーンのお子さんのコミュニケーション指導や摂食指導を20年ほどしました。STになって初めて、出会った子どもたちは、社会人として成長しています。その成長した姿に発達的な課題を持ちながらも充実した生活して行くために、大切なことは何かを教えられます。
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ある青年はこだわりからくるまじめな仕事ぶりを評価され、仕事や趣味に充実した生活をしています。話ことばによる意思の疎通は今も苦手なので、仕事は筆談で行います。
幼児期から電車が大好きで、今は鉄仲間との交流を楽しんでいます。彼が私とのSTの中で筆談力を開花させたきっかけは電車の話でした。
私は、下手の横好きでフルート、絵画、ヨガをしますが、彼は、音楽も好きなのでフルートの演奏会を楽しみにしてくれ、演奏会で7年ぶりに再会するのを心待ちにしています。
ブロッサムに来られるお子さんが将来、充実した生活ができるように、言語も含めた広い視野でお手伝いをできれば、幸いです。
(ヨガのポーズもばっちりです!)
スタッフ通信06
スタッフ紹介
21/03/21 15:32