ある町の消防署には、
高いビルにはしごをのばして火を消すことのできるはしご車ののっぽくん、
たくさんの水で激しい炎も消すことができる高圧車のばんぷくん、
けが人を運んで助ける救急車のいちもくさん、がいます。
大きくて立派な働きをする三台は、子ども達にも大人気です。
そしてもう一台、ジープを改良した小さな消防自動車のじぷたがいます。
じぷたは「ちびっこ」扱いされて、みんなから相手にされません。
じぷた自身も自分のことをちっぽけで悲しい存在だと思っていました。
ある日、山の中で火事が起こり、じぷたに出動命令が出されました。
狭い険しい山道も平気で進んでいけるじぷたの大活躍のおかげで、
無事に山火事を防ぐことができました。
小さいじぷたには、長いはしごも、強いポンプも、けが人を運ぶ力もないけれど、
小さいからこそできることもあるんだ!と、自分の特徴を生かして、
自分らしくがんばることの大切さをこの絵本は教えてくれています。
そして、短所も見る角度を変えれば長所になるんだ!と気付かせてくれます。
ぜひ読んでみてくださいね。
絵本の紹介「しょうぼうじどうしゃ じぷた」
教室の毎日
24/07/15 17:28