暑くて雨の多い夏休みが過ぎ、少し爽やかな風が吹く季節になりました。
公園にたくさん出かけて、体をたくさん動かして、体の基礎をしっかり作る毎日です。
ところで、年長さんにとっては、就学前の発達検査を受ける時期になってきましたね。
いろいろな種類の検査がありますが、その中で、「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」の4つの指標とIQを数値化するwiscというのがあります。
このうちの「ワーキングメモリー」、いわゆる「短期記憶」は、学校に入ってから黒板の文字を写す作業をする上でとても大切なことの一つです。
そのようなわけで、この短期記憶のトレーニングを遊びの一環として療育の中に取り入れています。
なんだか難しいことを書きましたが、要は、お買い物ごっこをしました(笑)
お買い物をする時に、野菜の絵カードを複数見せて、記憶を頼りに野菜をお買い物かごに入れて来て、実物とカードを合わせて合っているかどうかを確認するという遊びです。
まずは1枚から。
次に2枚、3枚・・・ここでストップ。
次は、言葉だけで覚えてお買い物に行ってもらいます。
一つ、二つ・・二つまででストップ。
間違えて、自信を失ってはお買い物が楽しくなくなってしまうので、たくさんはしません。
小さな小さな成功体験を積み重ねることで、その子その子の自信に繋げていきます。
カードとお野菜を合わせて、「合ってたね!」「すごいね!」「お買い物ありがとう!」と声を掛け合っておしまいです。
家族でお買い物が楽しめるように、そんなお手伝いのきっかけになればとも思っています。
たくさんの気持ちを込めて、お買い物ごっこを楽しんだ一日でした。
短期記憶トレーニング
教室の毎日
21/10/11 15:55