他者の行動を模倣し、指示の理解や言語の獲得などにつなげていくことを狙いとした模倣(マネをする)のプログラムです。
模倣のプログラムには、
『物を使った模倣』
タオルやコップ、スプーン、フォーク、ミニカー、タンバリン、積み木等の“物”を使った模倣です。
例 タオルで手を拭く ミニカーを走らせる タンバリンをふる
『粗大運動』
大きい動作の模倣です。
例 バンザイ ジャンプ 座る 腕を擦る 頭を触る 拍手 手を合わせる
『微細模倣』
指先をつかう細かな動きの模倣です。
鼻や耳、口など顔の細部を指でさしたり触れる模倣は、より細かな部分を注目することを目的に行っています。
例 ピース 指差し 洗濯バサミを押し広げる ボタンを押す 口を触る
『椅子から離れた模倣』
椅子から離れた所に行き、模倣を行って椅子に戻る模倣です。
椅子から離れたセラピストを見続けること、動作を覚えることが必要となります。
例 コップを取って戻ってくる 本を本棚に置き戻ってくる 扉を開けて閉める
『連続模倣』
粗大模倣、微細模倣、物を使った模倣等、習得した模倣を組み合わせ連続させた模倣です。注目し続ける、集中を持続させます。
例 頭を触る→タオルで手をふく→ピース
『言語模倣』
発声(ことば)につなげるための模倣です。
口や舌を使った口角模倣、単音や単語の音声模倣があります。
例 口角模倣 舌を出す 歯をカチカチする 「う」の口
音声模倣 「あ」「ぱぱ」「まま」
これ以外にも、模倣プログラムは沢山あります。
園など集団生活の中で、“先生の指示が分からないとき”“先生の指示が聞こえなかったとき”に、周りのお友だちを見て真似をすることが出来れば、先生の手助けがなくてもいっしょに活動出来るかもしれません。
またご自宅での手洗いで、今まではお子様の手を握って一緒に手を拭いていたのが、「マネして」とご家族様が声をかけると、ご家族様のマネをしてお子様が自分からタオルを手に取り手を拭こうとするかもしれません。
他者の行動を模倣することが増えると、コミュニケーション能力や集団生活で役立つ色んな動作ができるようになります。
てらぴぁぽけっと堺教室では、毎日、おもちゃや、部屋の消毒を含め、スタッフの検温、手洗い、うがい、消毒を励行し、万全の感染症対策をしておりますので、是非、ご見学、体験にお越しください。
スタッフ一同皆様のお越しを心よりお待ちしております。
てらぴぁぽけっと 堺教室
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模倣プログラムって何?
☆ Q & A ☆
21/08/09 12:26
