さて、本日は食事・嚥下(飲み込み)に関わる喉の動きと姿勢のお話です☝️
食事における機能は5段回に分けられます。
①認知期:まずは食物を視覚や嗅覚で判断し、食べられることを認知
②口腔準備期:食べ物を噛み砕き、口の中で保持したり、味の伝達をする時期
③口腔期:舌の動きで食物を咽頭に送り込む
④咽頭期:食塊を嚥下反射で食堂まで送る時期
⑤食道期:食塊を胃へと送る時期
です。
④、⑤は反射と蠕動運動によるものなので、通常は自動的に行われます。
今回は特に③口腔期のお話しです。
通常食事を飲み込む③の口腔期では、気管の入り口である候頭口をふさぎ、食べ物や飲み物が気道に入り込むことを防いでいます🫁
しかし、上を向いた姿勢では、候頭口は広く塞ぎにくくなっているため、食べ物が気管に入りやすく、誤嚥してむせてしまいやすいです🥺
これは姿勢の悪いお子さんも一緒で、猫背姿勢になることで、身体に対して頭部は上を向く形を取ります!(写真のように)上を向いて食事を取ることに近い状態ですね🤔
結果として食事の飲み込みが悪くなる可能性があります💦
ですから食事時は姿勢を正すことが重要です‼️難しければ円座や背中にクッションなどを置き、姿勢が崩れないようにしてあげることも大切です💁🏻
少し話は変わりますが先日、お薬を飲むのが苦手と保護者様からご相談をいただきました。
単純な嚥下機能(飲み込み)に問題がない場合には、アイスやヨーグルトに薬を混ぜ込む事が推奨されているそうです。
また、55℃のお湯に溶かしたり、とろみを多少つけたりする方法もあるようです。
🍙食事と姿勢のお話🍙
教室の毎日
21/03/05 19:04